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ボリューム系インジケーターMFIとは?ハイローオーストラリアでの応用を紹介!

ハイローオーストラリア(Highlow.com)でのエントリーポイントをテクニカル分析によって導き出す際にはボリューム系インジケーターを使えると知っているでしょうか。テクニカル分析で使うインジケーターとしてトレンド系とオシレーター系は有名で、いくつも併用しているトレーダーが大勢います。しかし、インジケーターにはこの二つに分類できないものも多数あります。

ボリューム系インジケーターとして最も有名なのがMFIです。

MFIも使いこなせるようになるとハイローオーストラリアで有利に取引を進められるようになります。

この記事ではボリューム系インジケーターの概要とMFIの簡単な使い方を解説します。ハイローオーストラリアでの応用方法も紹介するので参考にしてください。

ボリューム系インジケーターとは

ボリューム系インジケーターとは
インジケーター

✓トレンド系インジケーター
相場のトレンドを分析するのに用いられます。

✓オシレーター系インジケーター
価格の振動(=オシレーション)のしやすさを測るのに利用されるテクニカル指標です。

✓ボリューム系インジケーター
市場での「ボリューム」を分析するのに用いられるのが特徴です。

「ボリューム」は体積や容積、大きさなどと訳される英語のVolumeのことですが、テクニカル分析における「ボリューム」の具体的な解釈は着目している市場によって違います。

ボリューム系インジケーターはもともと株式市場の相場分析に使われていたので、株式取引の「出来高」をボリュームとして扱っていました。

株式市場で売買が行われ、取引が成立したときの金額を積算したものが出来高です。市場でどれだけ大きな金額の取引が起こっているかを定量的に見ることができます。

ただ、株式市場と外国為替市場では取引のシステムが異なるため、出来高という概念を考えるのが為替市場では困難です。

株式市場では株式の買主と売主が両方同時に存在したときに取引が成立しますが、外国為替市場の場合には中央銀行や証券会社、ブローカーや短資会社などによって構成されるインターバンク市場が機関投資家や個人投資家、企業などが取引をしている顧客市場とは別に存在しています。

インターバンク市場での取引は活発でも、顧客市場では取引がほとんど行われていないこともあり、逆にインターバンク市場は取引がなくて顧客市場で売買が頻繁に行われるケースもあります。そのため、出来高という概念で市場を捉えるのが難しく、ボリュームの概念が曖昧になっているのが外国為替市場の特徴です。

ただ、テクニカル指標としてボリューム系インジケーターは存在しています。

こんなオレ

株式市場で行われてきた分析の仕方を外国為替市場でも応用したいというニーズがあったからです。

何を根拠にしてボリューム系インジケーターとするかは指標によって異なりますが、およその概念としては「取引量」です。取引量とは為替市場で売買が行われた量のことで、取引回数や値動きの回数、値動きの程度といった観点が着目されています。ただ、インジケーターによってどの観点を重視しているかが異なり、その違いにより特性も異なります。

ボリューム系インジケーターを為替市場で使いこなすためには、元になっている計算式を正しく理解することが大切です。

ボリューム系インジケーター「ボリューム」とは

ボリューム系インジケーター「ボリューム」とは

外国為替市場ではボリューム系インジケーターの基本となっているのがボリュームです。ボリュームはティック数を表示するインジケーターで、ティック数が為替市場のボリュームとして最も受け入れられています。

ティック数とは価格が動いた回数を示すもので、為替市場における注文の約定回数に相当すると考えると良いでしょう。

売買の注文が出て約定されると為替レートは変動するからです。
ボリューム系インジケーターのボリュームは時間足に応じて、1つのローソク足の期間のティック数を棒グラフで表示するのが特徴です。

分析ツールによってはローソク足にカーソルを合わせると「出来高」という表示で数字が示されますが、一般的にはこの「出来高」=ティック数です。

多くのボリューム系インジケーターはこのティック数に基づいてボリュームを考えて計算をする仕組みになっています。ただ、独自のインジケーターを開発しているケースも多々あるので、あまり目にしないインジケーターがあったときには何を根拠にしてボリュームを測る仕組みになっているのかを計算式から確認しましょう。

MFIの意味と計算方法

MFIの意味と計算方法

MFIはボリューム系インジケーターの中でも古くから用いられています。

MFIとは「Money Flow Index」の略称で、市場におけるお金の流れを示している指標です。

為替市場の場合には取引回数を主に考慮した取引量がボリュームとして使われていますが、これだけではお金の流れの方向性はわかりません。

売買の行われている量と方向性を組み合わせて、市場でお金がどのように動いているかを測る指標としたのがMFIです。

MFIの計算にはTP(Typical Price)、MF(Money Flow)、PMF(Positive Money Flow)、NMF(Negative Money Flow)という四つの指標を用います。

TP=(高値+安値+終値)/3

MF=TP×ティック数

PMF=TPが前足のときに比べて上昇したときのMFの合計値

NMF=TPが前足のときに比べて下降したときのMFの合計値

MFI=PMF/(PMF+NMF)×100

TPとは高値と安値と終値の平均値で、その足における代表的な価格を示す指標として他のインジケーターでも用いられている数値です。MFIでは各足においてTPに取引回数をかけてMFを計算した上で、一定期間における合計値であるPMFとNMFを求めることにより導き出します。

PMFとNMRを足し合わせたものはMFの全体量です。そのため、MFIはTPが上がったときのMFが全体のMFのうちでどのくらいの割合を占めているかを示しています。

MFはこの足における典型的な価格とこの市場における売買の取引回数をかけたものなので、その時間帯にどのくらいお金が動いたかをしめす指標です。全体として価格が大きな変化をしたときにはTPは大きくなります。

そのため、たくさん買われていて価格が上がる傾向があるときにはPMFがカウントされ、売られる傾向が強いときにはNMFがカウントされることになります。すると、MFIが大きいときにはたくさん買われていて、逆にMFIが小さくなったときには売られていると見て取ることが可能です。

MFIが大きいときほど買われる傾向が強く、小さいときほど売られる傾向が強いと解釈できます。

視点を変えるとMFIが大きいときには基軸通貨を買おうとする動きが強くて市場に決済通貨が流入する傾向があるのに対し、MFIが小さいときには基軸通貨を売る注文が優勢になっていて市場から決済通貨が流出する傾向があると理解できます。

例えば、米ドル円のチャートを分析しているときにMFIが高ければ、基軸通貨の米ドルが決済通貨の円で買われていて、円が市場流入をしていると示しています。

MFIの解釈と注意点

MFIの解釈と注意点

MFIは全MFに対するPMFの割合をパーセンテージで示したものなので、0%から100%の間で推移します。100%に近いほど買われる傾向が強く、0に近いほど売られる傾向が強いと解釈するのが基本です。

バイナリーオプションのテクニカル解析ではMFIはオシレーター系インジケーターと同じような形で使われます。つまり、MFIが大きいときには買われすぎになっていると考えて、これから売られる傾向が生まれる相場になっていると解釈するのが一般的です。逆にMFIが小さいときには売られすぎなので、買われる傾向に変わる相場だと判断します。
一般的に用いられているボーダーラインは以下の通りです。

MFI>70~80%:買われすぎ

MFI<20~30%:売られすぎ

このボーダーラインがわかると「バイナリーオプションでMFIが70%ラインを越えて大きくなったからすぐにローエントリーしよう」「MFIが20%ラインに乗ってきっと反発が起きるからハイエントリーだ」と考えるかもしれません。

こんなオレ

しかし、このエントリー判断では高い確率で失敗します!

MFIによって買われすぎや売られすぎの状況になっても、すぐに値動きが反転するとは限らないからです。

いわゆるダマシが起こりやすいのがMFIの特徴なので慎重な分析をしなければなりません。

オシレーター系インジケーターとして有名なRSIとMFIを比較してみると理由がわかります。RSIは値動き幅を使って買われすぎと売られすぎを見極めるインジケーターで、以下のようにMFIと同じような解釈の仕方をします。

RSI>70~80%:買われすぎ

RSI<20~30%:売られすぎ

RSIでは値動き幅の合計のうちで、値上がり幅がどのくらいの割合を示すかを計算したものです。TPは高値と低値と終値の平均値なので、値動き幅と単純に比較することはできませんが、MFIではTPの変化によって値上がりと値下がりを区別しています。

そのため、数値が大きくなるか小さくなるかについてはRSIと同じようになる傾向があります。ただ、MFIは取引回数をかけたMFを使って計算しているので、取引量が多い相場では感度が飛躍的に高くなっています。

感度が高いと早めに相場の動きを予測しやすい反面、どの瞬間に決定的な値動きが起こるかを見定めるのが難しくてダマシに遭いやすい傾向があります。

MFIの高い、低いという状況は相場の動向を察知するのに適していますが、エントリーの瞬間を決めるのには適していないので注意しましょう。

ハイローオーストラリアをMFIで攻略!?

ハイローオーストラリアをMFIで攻略!?

ハイローオーストラリアでMFIを応用的に使うと攻略できるのでしょうか。

MFIによるボリュームの評価を使うことで相場を正しく把握し、確度の高いエントリーを実現できるようになります。

こんなオレ

MFIの特徴を念頭に置いて、どのような使い方をしたら良いのかを具体例を通して確認しましょう。

まずはローソク足とMFIを見て逆張りによるエントリーが可能な相場状況かどうかを見定めます。

ローソク足の終値が高値付近にあってMFIが70%以上
または
ローソク足の終値が低値付近にあってMFIが30%以下なら逆張りできる可能性があることが示唆されています。

ローソク足の終値が高値付近にあってMFIが70%以上

最もシンプルなのはこの状況でエントリーする方法です。高値付近でMFIが大きいなら買われすぎで売る傾向が生まれると考えてローエントリーをします。ただ、先述のようにMFIは性質上、感度が高いので今エントリーすべきか、次足まで待つべきかの判断が困難です。そこで重要になるのが本当にこのタイミングで次足は値動きが逆方向になるかどうかを他の根拠に基づいて判断することです。

高値付近でMFIが70%を下から上にクロスした時点で、RSIを併用してみましょう。RSIが同じポイントで70%以上になったなら、このタイミングを狙って売ろうと考える傾向が強まると考えられます。

RSIが同じポイントで70%以上

MFIとRSIが同時に基準を超えたら次足でローエントリーをするという条件にすると成功率が上がるでしょう。

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また、反発しやすい状況かどうかを見極めるためにボリンジャーバンドを併用するのも効果的です。ただローソク足の終値が高値付近にあるのかどうかでエントリー可能かを見るのではなく、ローソク足がボリンジャーバンドの2σに到達したのを見ましょう。ボリンジャーバンドにローソク足が触れると逆方向への値動きが起こりやすくなります。

MFIが70%以上になっているのに価格が下がってこないときには、ボリンジャーバンドの2σに到達したのを確認して次足でローエントリーというのが成功率の高い方法です。

ボリンジャーバンドの基礎!ハイローオーストラリア(Highlow.com)での使い方は?
ボリンジャーバンドの基礎!ハイローオーストラリア(Highlow.com)での使い方は?ハイローオーストラリアのトレーダーから人気のボリンジャーバンドは移動平均線と標準偏差を組み合わせトレンド系インジケーターです。バンド状のパターンを見るだけで価格のばらつき具合が一目でわかるのが魅力です。ボリンジャーバンドをマスターすればハイローオーストラリアの攻略は夢ではありません。テクニカル分析の登竜門となります。...

もちろんさらに確率を高めようと思うなら、RSIもボリンジャーバンドも併用するのが良い方法です。

ただ、三つもの条件が同時に揃うタイミングは少ないので、なかなかエントリーポイントが見つからずに困る可能性もあります。

勝率を取るか、エントリー回数を取るかをよく考えて最終判断を下しましょう。

まとめ

ハイローオーストラリアではMFIを代表とするボリューム系インジケーターも使って分析すると有利になります。ボリューム系インジケーターは市場でのお金の動きがわかるのが特徴です。

MFIはRSIと同じように買われすぎと売られすぎの判断ができますが、ティック数が加味されているので取引が多い市場では感度が高くなります。

相場の動向を早期に読める代わりに、エントリーのタイミングを見計らうのには使いにくいのがMFIの特徴なので注意して使いましょう。

他のインジケーターでエントリーのタイミングは見極め、相場の動向を知るのにMFIを使うのが効果的です。

ハイローオーストラリアでは感度の高いインジケーターを使えるとターボ取引にも展開できます。MFIによるボリューム系インジケーターを使い慣れてきたら、ペイアウト率が高くて短時間で利益を生み出せるターボ取引にも活用していきましょう。

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ごくごく一般的なサラリーマン。やる気がなさすぎて一時期ニートになる始末。それでも一応就職し、ハイローオーストラリアと出会う。コツコツやっていくうちに1000万円稼ぐことに成功。目指すは早期退職し、お金に困らないニートになる。このサイトでは自分が培ったバイナリーオプション情報をお届けします。参考になれば幸いです。