バイナリーオプション取引をするときにはどの業者にするかで悩みがちです。
国内業者と海外業者では大きな違いがあることから、どちらにするかをまず決めようと考える場合が多いでしょう。
国内外での相違点が何なのかを十分に理解しないと判断するのは困難ですが、なかなか違いがわからずに迷うこともよくあります。
この記事ではバイナリーオプション業者が国内と海外でどのように違うのかを深く掘り下げていきます。
さらに両者を比較するとどんなメリットやデメリットがあるのかを複数の観点からまとめて紹介するので、バイナリーオプション業者を選ぶときに活用して下さい。
国内業者と海外業者の違い
国内と海外のバイナリーオプション業者は単純に言えば運営拠点が異なっているだけです。
国内業者:金融庁の認可を受け、運営拠点が国内にある
海外業者:金融庁の認可がなくても事業可能で、運営拠点が海外にある
一般的な事業ならあまり拠点の場所による違いがない場合もありますが、バイナリーオプションのような投資サービス関連の事業をする上ではどの国に拠点があるかによって大きな差が生じます。
バイナリーオプションや株式取引、FX取引や投資信託などの金融取引は国によって規制が敷かれていることが多いからです。
国内業者は日本では金融庁の認可を受けて事業を行っていますが、海外業者は日本人に対してバイナリーオプションのサービスを提供するときに必ずしも金融庁の認可を受けなくても問題はありません。
無認可業者として金融庁からリストに載せられて公表されてしまうことはありますが、サービスを提供するのを制限することも、利用者を罰することもないのです。
海外業者を利用したからといって何か罰則があることはないのでご安心を!
現実的には金融庁の認可を受けるには手間もコストもかかるのであえて認可を受ける努力をしていない海外業者が大半を占めています。
その代わりに海外業者は拠点を置いている国の法律に従ったサービスを提供しています。
国によって違いがあるのなら国内と海外という形で二分するのではなく、国ごとに分類すべきではないかと考えるかもしれません。
国内と海外という二分が行われているのは、海外ではバイナリーオプションに対して特別な規制をしていないのに対し、日本では2013年から厳しい規制を導入したからです。
この規制の有無でサービスに大きな違いが...
政府によって金融商品取引業等に関する内閣府令と金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針が改正されたのを受けて、一般社団法人金融先物取引業協会ではバイナリーオプションワーキングループを設置して協議を進め、自主規制のガイドラインを打ち出しました。
国内業者はこの日本国内のみに適用されるガイドラインを遵守してサービスを提供しているのに対し、海外業者ではこの規制を受けていません。
そのため、バイナリーオプションのサービスのあり方に大きな違いが生じています。
国内業者の自主規制内容
国内業者と海外業者の違いを詳しく理解するためには、国内における自主規制の内容について知る必要があります。
金融先物取引業協会によって打ち出された「個人向け店頭バイナリーオプション取引業務取扱規則に係るガイドライン」に詳細は記載されていますが、実際に取引をする上で大きな意味を持つ規制部分は以下の5つにまとめられます。
短期取引のハイ&ローによる取引の禁止
国内自主規制によって短期取引が禁止され、ハイ&ローによる取引が困難となっているのがまず大きなポイントです。
バイナリーオプションでは30秒や1分といったほんのわずかな時間で結果がわかる短期取引も可能ですが、国内では投機性が高い取引となるため禁止されました。
バイナリーオプション取引の最大のメリットが国内業者ではなくなりました...
もともとギャンブル感覚で短期取引を連続して行い、資金を全て失ってしまった上にさらに借り入れをして取引をするという事例が相次いでいたのが問題でした。
そのため、短時間で判定が下される取引は全面禁止する方針を立てたのです。
また、もともと主流だったハイ&ローによる取引が国内業者からはなくなり、ラダーオプションやレンジオプションを取り入れています。
より正確な予測が必要となり、国内業者の利用を止め、海外業者に移る投資家が多かったです。
これはハイ&ローでは提示する取引価格が業者に有利になっている可能性があって公正性が懸念されるためです。
ハイ&ローではエントリー時点での数値よりも上がるか下がるかを予想する仕組みなので、ユーザーには選択肢が一つしかありません。
より適正な取引価格を提示する形を整えるためにラダーオプションやレンジオプションを採用するようになっています。
取引時間と判定時刻の間隔の規制実施
取引時間についての規制は単純に短時間での取引ができなくなっただけではありません。
取引時間と判定時刻の間隔について詳細なガイドラインが定められています。
取引時間と判定時刻の間隔は共に2時間以上、1日の取引上限回数は12回となっています。
この最低取引時間はあくまで2時間が最低ラインになっているだけで、バイナリーオプション業者が独自に決めることができます。
基本的には投機的な取引を防止するためのルールなので、スケジュールの組み方も投機性の高い取引ができないように考慮することが求められています。
1日に12回しか取引できないんじゃバイナリーオプションの意味がない!
例えば、このガイドラインでは複数の取引が同時に進行しても構いません。
10時にスタートした4時間の取引があるときに、12時にもう一つ4時間の取引を設定できます。
しかし、取引開始時間が2時間以上開かなければならないのが原則で、11時に開始する取引を設定することはできません。
このように取引時間と取引の間隔を十分に開けることが求められています。
運営側が総取りする取引ルールを禁止
自主規制では公正な取引を実現するために総取りをすることが可能な取引ルールは禁止されています。
ハイ&ローにおけるスプレッド取引が典型的なもので、二者択一のどちらを選択したとしても外れるケースがあります。
このように業者が総取りする可能性がある代わりにペイアウト倍率が高く設定されているのが通例ですが、業者に有利なスプレッド幅が設定されているのではないかと懸念されてしまうでしょう。
そのため、総取りになる可能性があるルールでの取引は規制されています。
2WAY方式の価格提示を採用
2WAY方式で価格を表示するように求めているのも国内自主規制の特徴です。
バイナリーオプションでは買値のみが提示されるのが一般的でしたが、買値と売値の両方を提示するのが2WAY方式です。
つまり、途中で売るといくらになるかを常に確認しながら取引ができます。
これと合わせてペイアウト金額が固定になったため、判定時刻まで待ったときのペイアウトと売値、現在のチャートを見て損切りするか取引を継続するかを考えやすくなっています。
ほぼFXと同様な取引になり選択肢が増えたけど、初心者には難しい取引になりました。
転売とも言われている途中売却は予想が大きく外れたのに気づいたときに損失を抑えるのに役に立つ方法なので、ユーザーを守るためのこのガイドラインではユーザーが判断をしやすい仕組みの取り入れを義務付けているのです。
顧客説明における知識のテストの実施
バイナリーオプション業者がユーザーの申し込みに応じて口座を提供するときには、金融商品としての説明をする義務があります。
その際にバイナリーオプションについての知識をユーザーが持っているかどうかを確認することを義務付けているのも国内自主規制の特色です。
最低限の投資に関する知識があることをテストなどによって確認することが求められています。
知識確認テストを実施して証拠を残すのが一般的になっているため、口座開設のときに受けなければなりません。
これによって知識がないのにギャンブル感覚でバイナリーオプション取引をして大きな損失を生むリスクを低減することが目指されています。
これだと投資経験がないとバイナリーオプションはできませんね...
国内業者と海外業者を比較
国内業者では日本独自の自主規制を受けているのに対し、海外業者ではその規制を受けずに拠点を置いている国の規制に従ったバイナリーオプションのサービスを提供しています。
規制の影響を受けて国内業者でバイナリーオプション取引をすると大きな損失を生むリスクを低減させやすく、短期間で大損をすることもあまりなくなります。
しかし、短時間での取引はできず、高いペイアウト倍率の取引を選んでエントリーすることもできません。
ハイリスクでもハイリターンを期待できる取引を探してエントリーし、短期間で大きな資産形成をすることが可能なのは海外業者の特徴です。
どちらがいいか比較して合うものを選んでみてください。
国内業者 | 海外業者 | |
---|---|---|
取引時間 | 2時間~ 規制の影響で短い時間での取引ができず、2時間からになっている。 | 30秒~ 規制を受けないため、30秒、1分といった短時間取引が可能 |
ペイアウト倍率 | 変動制 その時点での買値によって左右される。上級者向け。 | 固定制 エントリーする時点で確認することが可能。初心者向け |
取引回数 | 最大12回 取引時間が2時間ならとなっているため、1日に最大で12回まで。 | 無制限 基本的には自由に金額を決めて何回でもエントリー可能。 |
口座開設期間 | 1週間前後 知識確認テストや郵送による書類のやり取りが必要になる。 | 3分前後 テストを受ける必要がなく、必要情報を入力すればするだけ。 |
ボーナス | なし 規制の影響でボーナスやキャンペーンを行えない。 | あり 口座開設時にキャッシュバックキャンペーンなど色々行っている。 |
税金 | 分離課税 他所得と合算せず、分離して課税する。 | 総合課税 他所得と合算して税金を計算する。 |
国内業者では短い取引でも2時間なのに対し、海外業者では30秒、1分、3分といった短期取引ができます。
ペイアウト倍率については国内業者では変動制でその時点での買値によって左右されます。
しかし、海外業者ではは固定制になっていて、エントリーする時点で確認することが可能です。
また、国内業者ではエントリーを口数で決定し、一日あたりにエントリーできる口数も上限があるのが一般的です。
それに対して、海外では上限額が決まっている場合もありますが、基本的には自由に金額を決めて何回でもエントリーできます。
一方、口座開設についても国内外で大きな違いがあります。
国内業者では口座開設のときに知識確認テストを受けなければならないので申し込みに手間がかかるのは明らかでしょう。
さらに、郵送による書類のやり取りが必要になることが多く、開設までにかかる時間が1週間前後になっています。
しかし、海外業者ではテストを受ける必要はありません。
オンラインで認証できるシステムを取り入れている業者もあり、早い場合には3分前後で口座開設が可能です。
また、海外業者では口座開設時や入金時に現金と等価なボーナスを付与してくれるところもあります。
前月の取引金額に応じてボーナスをもらえたりする業者もあり、キャンペーンによるキャッシュバックなども実施されています。
国内業者では自主規制の影響によってボーナスやキャンペーンなどを行えなくなっているため、海外業者ならではのサービスになっています。
自己資金を実質的に増やせるのはボーナスがある魅力です。
税金面では国内業者が、取引面では海外業者が優れている。
国内業者と海外業者のメリット・デメリット
以上のように国内業者と海外業者のバイナリーオプションのサービスを比較してみるとそれぞれのメリットとデメリットは以下のようにまとめられます。
国内業者の場合
・ギャンブル感覚での取引や感情的な取引による損失を生むリスクが低い
・信託保全が義務化されている
・税金が分離課税
・取引で値幅を予想しないと利益が出ず、初心者向けではない
・規制により短期取引ができない
・口座開設にテストがあったりと時間がかかる
国内業者では投資の初心者でもバイナリーオプションで大損をしてしまわないようにする仕組みが整えられているのがメリットです。
ギャンブル感覚での取引や感情的な取引による損失を生むリスクが低いのが魅力でしょう。
ラダーオプションやレンジオプションを取り入れていて、エントリーする取引価格ごとに買値がはっきりとわかり、ペイアウト金額も固定されているので、リスクとリターンをよく考えてエントリーできます。
しかし、ルールの複雑化によってエントリーするのに十分な検討が必要になるのが大変になりがちです。
また、短期取引やスプレッド取引などのハイリスクハイリターンで短時間で稼げる可能性がある取引を行えないのもデメリットです。
口座開設に手間も時間もかかるのもすぐに取引を始めたいときには問題になります。
海外業者の場合
・すぐに口座を開設して取引を開始できる
・短時間のバイナリーオプション取引にも対応している
・エントリー時点での数値よりも上がるか下がるかを予想すればいい
・取引制限がなく、国内業者と比べると稼ぎやすい
・キャッシュバックボーナスなどがある
・業者によって銀行振込手数料以外に手数料がかかる
・拠点を置いている国の法律に従ってサービスを提供しているので安全性の懸念がある
・税金が総合課税となっている
・ボーナスの仕組みを理解していないと出金できないなどのトラブルとなる
海外業者ではすぐに口座を開設して取引を開始でき、短時間のバイナリーオプション取引にも対応しているのがメリットです。
口座開設などのときにボーナスがある業者を選べば資産形成をしやすくなります。
また、ハイ&ローのようなシンプルな取引を取り入れている業者が多く、ペイアウト倍率も明確になっていて自由に金額を決めてエントリーできるのも魅力です。
ただし、稼ぎやすさでは海外業者は優れていますが、リスクが高い取引も多いのは注意しなければならない点でしょう。
また、拠点を置いている国の法律に従ってサービスを提供しているので安全性の懸念があります。
実績が十分にあって安心して利用できる業者を選ばなければ、バイナリーオプション取引では成功したけれどトラブルに見舞われるというリスクもあるので注意が必要です。
まとめ
国内と海外のバイナリーオプション業者は日本国内向けの自主規制の影響を受けているかどうかが違うため、サービスの内容にも差が生じています。
国内自主規制はバイナリーオプションによって利用者が取り返しのつかないような損失を生んでしまうリスクを低減させるのを目的とした仕組み作りを目的としているのが特徴です。
しかし、バイナリーオプション取引の自由度が低下してしまい、ルールが複雑化し、短時間で取引をして資金形成をするのが難しくなっているので注意が必要です。
海外のバイナリーオプション業者では拠点を置いている国のルールに則ってサービスを提供していて、日本ほど厳しい規制を受けていることはありません。
口座開設が短時間で終わり、ボーナス付与などの特典もあるなど、利用者にとって魅力的なサービスが豊富です。

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