ハイローオーストラリア(Highlow.com)ではバイナリーオプションの取引方法を4種類から選ぶことができます。どの取引方法もシンプルでわかりやすいですが、どれが良いかがわからずに悩んでしまうこともよくあります。
最もシンプルで標準になっているHighLowでしか取引をしていない人もいるでしょう。
しかし、ハイローオーストラリアを攻略するためには4つの取引後方法を駆使することが欠かせません。HighLow、HighLowスプレッド、Turbo、Turboスプレッドの4種類はそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。
この記事では4つの取引方法について詳しく解説した上で、取引を有利に進めていくためのコツを紹介します。
HighLowはハイロー取引
HighLowは一般的にハイロー取引と呼ばれるバイナリーオプションの取引方法です。

取引開始時刻の価格に対して、判定時刻での価格が高いかどうかで取引の判定が行われます。取引開始時刻の価格よりも高くなると予想したならHigh、低いと予想したならLowでエントリーします。
ハイローオーストラリアのハイロー取引では建値が為替レートの買値と売値の中心値に設定されています。取引開始時刻において市場における為替レートが買値で102円20銭、売値が101円80銭だったとしたら102円0銭でのエントリーになります。
そして、判定時刻になった時点で買値が102円40銭、売値が102円0銭だった場合には102円20銭が取引終了時点での為替レートとされます。
そのため、この例ではHighでエントリーしたらペイアウト倍率に基づいてペイアウトを手に入れられますが、Lowでエントリーしていた場合には投入した資金が没収されます。
バイナリーオプションのチャートではもともと為替レートの売値と買値の中心値で表示されているのであまり気にする必要はありませんが、FXもやっている人は気を付けなければならない点です。
HighLowとTurboの違い
ハイローオーストラリアで選べる4種類の取引方法はHighLowかTurboか、通常取引かスプレッド取引かという点で分類できます。

まずはHighLowとTurboの違いを理解していきましょう。
HighLowとTurboはどちらもハイロー取引という点では同じです。ペイアウト倍率も1.80倍~1.95倍で、エントリーできる取引金額も1,000円からなので違いはありません。
大きな違いは選べる通貨ペア、取引判定時間、エントリーできる時間枠の三点です。
通貨ペアはHighLowならハイローオーストラリアが対応しているあらゆる通貨ペア、コモディティ(商品指数)、株価指数から選択できます。
各国の通貨だけでなく仮想通貨のビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコインも選べます。コモディティについてはゴールド、US原油、UK原油の三種類です。
株価指数については日本、オーストラリア、香港、中国というアジア圏にも対応していて、他に欧米のアメリカ、イギリス、フランス、ドイツの株価指標を使うことが可能です。
しかし、Turboについては各国の通貨ペアの中から7ペアだけが選択できます。
選ばれているのは世界的に取引されている主要な通貨ペアで、AUD/JPY、AUD/USD、EUR/JPY、EUR/USD、GBP/JPY、NZD/JPY、USD/JPYです。
選べる通貨ペアの違い
通貨ペア | 商品指数 | 株価指数 | 仮想通貨 | |
Highlow | AUD/JPY, AUD/NZD, AUD/USD, CAD/JPY, CHF/JPY, EUR/AUD, EUR/GBP, EUR/JPY, EUR/USD, GBP/AUD, GBP/JPY, GBP/USD, NZD/JPY, NZD/USD, USD/CAD, USD/CHF, USD/JPY | GOLD, USOIL, UKOIL | AUS200, JPN225, HKG33, UK100, US30, NAS100, SPX500, CHN50 | BITCOIN (XBT/USD), ETHERIUM, RIPPLE, LITECOIN |
Turbo | AUD/JPY, AUD/USD, EUR/JPY, EUR/USD, GBP/JPY, NZD/JPY, USD/JPY | × | × | × |
通貨ペア | |
---|---|
Highlow | AUD/JPY, AUD/NZD, AUD/USD, CAD/JPY, CHF/JPY, EUR/AUD, EUR/GBP, EUR/JPY, EUR/USD, GBP/AUD, GBP/JPY, GBP/USD, NZD/JPY, NZD/USD, USD/CAD, USD/CHF, USD/JPY |
Turbo | AUD/JPY, AUD/USD, EUR/JPY, EUR/USD, GBP/JPY, NZD/JPY, USD/JPY |
商品指数 | |
Highlow | GOLD, USOIL, UKOIL |
Turbo | × |
株価指数 | |
Highlow | AUS200, JPN225, HKG33, UK100, US30, NAS100, SPX500, CHN50 |
Turbo | × |
仮想通貨 | |
Highlow | BITCOIN (XBT/USD), ETHERIUM, RIPPLE, LITECOIN |
Turbo | × |
取引判定時間はHighLowの場合には15分、1時間、1日の3種類から選ぶことができます。ただし、取引する銘柄によってどれに対応しているかは違いがあり、15分取引と1時間取引に対応しているのは各国の通貨ペアとゴールドだけです。
他は全て1日単位の取引になっています。
これに対してTurboの場合には短時間取引になっているのが特徴です。30秒、1分、3分、5分の取引をどの通貨ペアについても行えます。
取引判定時間の違い
取引判定時間 | 銘柄による違い | |
Highlow | 15分, 1時間, 1日 | 通貨ペア・GOLD:15分取引・1時間取引 BITCOIN:15分取引・1日取引 その他:1日 |
Turbo | 30秒, 1分, 3分, 5分 | 全ての通貨ペア:30秒, 1分, 3分, 5分取引可能 |
取引判定時間 | |
---|---|
Highlow | 15分, 1時間, 1日 |
Turbo | 30秒, 1分, 3分, 5分 |
銘柄による違い | |
Highlow | 通貨ペア・GOLD:15分取引・1時間取引 BITCOIN:15分取引・1日取引 その他:1日 |
Turbo | 全ての通貨ペア:30秒, 1分, 3分, 5分取引可能 |
エントリーできる時間枠についてはHighLowでは固定されていますが、Turboでは固定されていません。
HighLowでは例えば仮想通貨の1日取引は7時に開始して翌朝の6時に終了します。この間にエントリーするかどうかを決めて最終的には6時まで待たなければ結果が出ません。
1時間単位の場合には8時から1時間ごとに枠が定められています。
15分取引では8時、8時5分、8時10分という5分刻みでスタートしていて、それぞれについて15分おきのエントリー枠があります。そのため、15分取引では5分おきにエントリーが可能です。
一方、Turboの場合にはエントリー枠が固定されていないので、エントリーしたらその瞬間の価格を基準とした取引になり、その瞬間から取引時間が経過したときに判定が下されます。
例えば、8時2分0秒に1分単位の取引でエントリーしたら、8時3分0秒が判定時刻になります。まさに一分一秒を争うバイナリーオプション取引ができるのがTurboの特徴です。
エントリー枠の違い
エントリーできる時間枠 | エントリー時間 | |
Highlow | 固定されている | 1日取引:7時~翌朝6時まで 1時間取引:8時から1時間ごとにエントリー可能 15分取引:5分おきにエントリー可能 |
Turbo | 固定されていない | エントリーした瞬間から取引時間が経過したときに判定 |
エントリーできる時間枠 | |
---|---|
Highlow | 固定されている |
Turbo | 固定されていない |
エントリー時間 | |
Highlow | 1日取引:7時~翌朝6時まで 1時間取引:8時から1時間ごとにエントリー可能 15分取引:5分おきにエントリー可能 |
Turbo | いつでもエントリー可能 エントリーした瞬間から取引時間が経過したときに判定 |
通常取引とスプレッド取引の違い
次にハイローオーストラリアの通常取引とスプレッド取引の違いを確認していきましょう。
ハイローオーストラリアではHighLow、Turboのスプレッド取引版がそれぞれHighLowスプレッド、Turboスプレッドになります。取引スケジュールや利用できる通貨ペアなどには通常取引とスプレッド取引で違いはありません。
スプレッド取引が通常取引と違うのはスプレッド幅が設けられていることです。ハイローオーストラリアの取引画面を見るとチャートに矢印と合わせてスプレッド幅が記載されています。
スプレッド取引ではこの数値に挟まれた間の領域は無条件で取引失敗になるのが特徴です。

上図の赤い枠の中は失敗となります!
Highでエントリーしたらこのスプレッド幅を超えて大きな価格になったときに判定時刻にならないと、たとえエントリー時点よりも高い価格になっていても資金は没収されます。
Lowでエントリーした場合にもスプレッド幅を超えて価格が下がらないとペイアウトはもらえません。

このようにスプレッド取引では大きな値動きが期待されるときに活用可能な取引方法です。
ハイローオーストラリアのHighLowとTurboのペイアウト倍率は1.80倍~1.95倍ですが、スプレッド取引ではペイアウト倍率が高く設定されています。これはスプレッド取引の方が難しくて失敗する確率が高いので、予想が当たった際にボーナスが加えられていると考えると良いでしょう。
HighLowスプレッドではペイアウト倍率が一律で2.00倍、Turboスプレッドでは2.00倍~2.30倍です。30秒取引で2.30倍というのが最も高く、1分取引で2.20倍、3分取引で2.05倍、5分取引で2.00倍です。
「Highlow」と「Highlowスプレッド」の比較
取引時間 | Highlow | Highlowスプレッド |
15分 | 1.85倍 | 2.00倍 |
1時間 | 1.90倍 | 2.00倍 |
1日 | 1.95倍 | 2.00倍 |
「Turbo」と「Turboスプレッド」の比較
取引時間 | Turbo | Turboスプレッド |
30秒 | 2.00倍 | 2.30倍 |
1分 | 1.95倍 | 2.20倍 |
3分 | 1.90倍 | 2.05倍 |
5分 | 1.85倍 | 2.00倍 |
ハイローオーストラリア以外で2.30倍もの高いペイアウト倍率を提示しているバイナリーオプション業者はほとんどありません。
この魅力に駆られて30秒のTurboスプレッドに取り組んでいる人もいます。ただ、短時間でスプレッド幅を超えるような価格の動きをするケースが多いわけではないので取引のタイミングに注意が必要です。
スプレッド取引を選ぶときのコツ
4種類の取引を比較してみるとスプレッド取引は魅力的ではないかと思う人も多いでしょう。
単純に考えるとHighLowスプレッドなら2回に1回よりも少しでも多く予想が当たるようになれば資金が増えていくことになります。そのくらいならきっとできるのではないかと考える人もいるでしょう。
バイナリーオプションのハイロー取引の基本ルールは上がるか下がるかを考えるだけなので確率50%の取引です。
ただ、スプレッド取引は確率50%で当たる取引ではないので注意しましょう。スプレッド幅が設けられていることによってHighでもLowでも絶対に勝てない領域ができてしまっています。
そのため、スプレッド幅が広ければ広いほど外れる確率が高くなるのです。
スプレッド取引は個人的におすすめできません。
ただ、ハイローオーストラリアの場合にはスプレッド取引で工夫ができます。
スプレッド取引では一律でペイアウト倍率が決まっているため、どのタイミングでエントリーしても2.00倍のペイアウトを得られます。15分取引が始まった瞬間にエントリーしてもの終了3分前にエントリーしても構わないのです。
スプレッド幅も変わるので必ずしも取引終了の直前にエントリーするのが良いとは限りませんが、急激な値動きが見えたタイミングでエントリーすれば当たる可能性が高くなるかもしれません。その後の反発がある場合も考えられるので功を奏する戦略になるかどうかはケースバイケースですが、残り時間がどのくらいかを見据えつつ取引をするとスプレッド取引の成功率は上がりやすくなるでしょう。

スプレッド取引は値動きの変動幅が大きいときでないとなかなか成功しません。ボラティリティが大きいタイミングを狙うと成功率が上がりやすいので、テクニカル分析をしてからエントリーするのが無難です。
ボラティリティの指標としてよく用いられているボリンジャーバンドを使い、トレンドを分析してエントリーするのを基本として考えると良いでしょう。

トレンドが明確になっていないタイミングでエントリーしてしまうとスプレッド取引で成功するのは困難です。レンジ相場のときにはそもそもバイナリーオプションでハイローの予想をするのは難しいのでエントリーを控えるのが賢明な判断です。
Turbo取引を選ぶときのコツ
Turbo取引はエントリーしたその瞬間から最短で30秒で結果が出るスピード感が魅力です。Turbo取引では短時間なのでノイズのような値動きによって予想から大きく外れることも珍しくありません。

この時間内は明らかに買い続ける、売り続けるといった傾向が見られたときでないと不測の事態が起こり得るのを覚悟してエントリーする必要があります。
経済界の要人の発言や政治による金融政策の発表などによって、方向性がよくわかる大きな値動きのポイントが見つかったときにTurbo取引を使うのが合理的です。
その値動きのスピードが十分に大きいと考えられたらTurboスプレッドに挑戦してみると良いでしょう。Turbo取引は明らかに価格が上がるか下がると言えるときなら何度もエントリーして稼げる可能性があります。

また、エントリー数を増やした方がリスクを分散できるのでトータルで利益を上げられる確率も上がります。
ただ、むやみやたらにエントリーするのには大きなリスクがあるので注意しなければなりません。ハイローオーストラリアではスキャルピング取引を禁止取引の一つとしているからです。
スキャルピング取引とは一般的には少額のエントリーを短期間で繰り返す方法です。

有事の際などには明らかな下降トレンドが起こり、その値動きもかなり大きいことがあります。この際に30秒や1分の取引をLowのエントリーでランダムに繰り返していれば成功率は50%を超える可能性が高いでしょう。
このようなスキャルピング取引は株式取引やFX取引ではよく行われていますが、ハイローオーストラリアのバイナリーオプションでは禁止されています。
禁止行為に抵触する取引をすると口座凍結になるリスクがあるので、せっかく稼いだお金を全て出金できなくなるかもしれません。

Turbo取引をするときにも一つ一つのエントリーを丁寧に行い、スキャルピング取引として疑われないように気を付けましょう。
まとめ
ハイローオーストラリアでは通常のハイロー取引かスプレッド取引の2種類に対応していて、それぞれについてHighLowとTurboの2種類があるので合計4種類に取引方法から自由に選べます。
HighLowとTurboでは取引時間、選べる通貨ペア、エントリーの時間枠の有無が大きな相違点です。
HighLowが標準になっているので通貨ペアも多く、取引の自由度が高いのは確かです。
HighとLowのどちらにエントリーしても損失を生むリスクがあるスプレッド取引や、短時間で終了するためにノイズのような値動きによるリスクがあるTurbo取引は避けたいと思う人もいるでしょう。しかし、大きな値動きが予想されるときならスプレッド取引にした方が2.00倍以上もの大きなペイアウト倍率になるので効率的に稼げるでしょう。
短時間でできるTurbo取引は隙間時間でバイナリーオプションをするのに適しています。エントリー枠も固定されていないので、すぐに結果を見たいときにも向いている取引方法です。
どの取引方法が突出して優れているわけでもなく、状況に応じて使い分けるのがベストと言えます!
バイナリーオプションによる投資にどのようにして取り組んでいきたいかも加味して、自分なりに取引方法をうまく組み合わせて取引をしていきましょう。
また、必ずデモトレードで試してから本番に移行してください。
[demo]
