ハイローオーストラリア(Highlow.com)を始めても稼ぐのは無理ではないかと悩んでいる人もいるでしょう。
初心者のうちは勝てなくて稼げないと思うのはもっともなことですが、パラボリックを使えるようになるだけで気軽に稼げるようになります。
初心者にとってインジケーターを使ってテクニカル分析をするのは敷居が高いと考えられがちです。
確かにハイローオーストラリアの上級者のように時と場合によって使用するインジケーターを選択し、適切なエントリーの仕方を考えられるようになるには長い道のりがあります。
しかし、初心者でも使える簡単なインジケーターだけでもハイローオーストラリアで稼ぐことはできます。
パラボリックは初心者向きのインジケーターとして有名なので、テクニカル分析をこれから始める人にもおすすめです。
ここではパラボリックの基礎から応用まで詳細に解説します。
目次
パラボリックは一目でわかるインジケーター
パラボリックが初心者でも使いこなせるトレンド系インジケーターなのは、一目でわかるからです。
他のインジケーターに比べても突出してわかりやすいのがパラボリックの魅力で、チャート上に表示するとローソク足の上か下にドットが出てきます。
これがパラボリックで、以下のようにして簡単な解釈ができます。
◆ローソク足の上にドットがある:値下がりを起こしている…下降トレンド
◆ローソク足の下にドットがある:値上がりを起こしている…上昇トレンド
パラボリックはトレンドが発生しているときに有効なインジケーターで、ドットの位置を見るだけでどちらの方向にトレンドが発生しているかを一目で判断できます。
ただ、パラボリックはただトレンドの方向性を見るために生み出されたインジケーターではありません。
トレンド分析をもっと深く行えるので、何ができるのかを理論的なところから確認しておきましょう。
パラボリックはSARと呼ばれる数値を計算することによってドットの位置を決めています。
SARとは「Stop and Reverse」の略称で、加速因子AF(Acceleration Factor)と極大値EP(Extreme Point)を用いて以下のようにして計算されます。
◆SARの1つ目:SAR=上昇トレンドの開始時の最安値または下降トレンドの開始時の最高値
◆SARの2つ目以降:次足のSAR=SAR+AF×(EP-SAR)
EPは上昇トレンドではそのトレンド期間における最高値、下降トレンドでは最安値を示します。
AFは任意に設定できるパラメーターですが、パラボリックの開発者であるJ.W.ワイルダーが採用した0.02を使い、最大値を0.2とするのが一般的になっています。
AFは上昇トレンドの高値、下降トレンドの安値が更新される度に設定値ずつ加算していき、最大値に達したら加算せずにそのまま使用します。
例えば...
例えば、上昇トレンドが始まったときから5回連続で最安値が更新された場合には、0、0.2、0.4、0.6、0.8と増えていくことになります。
SARの意味は計算式を見ただけではわかりにくいので、具体的に最安値が100で上昇トレンドが発生した時点からSARがどう変わっていくかを見てみましょう。
上昇トレンドが始まったら1つ目の値はトレンド開始時の最安値の100になります。
2期間目はその100からAF×(EP-1期間目のSAR)だけ足すことになりますが、AFが0なので高値を更新してもしていなくても1つ目の値と同じです。
2期間目SAR = 100 + 0 ×(EP-1期間目のSAR)
2期間目で価格が上がって110になっていたとすると、AFが0.2だけ増えます。
3期間目で120に値上がりしたとすると
3期間目SAR=100+0.2×(120-100)=104
と計算されます。
4期間目で130に値上がりしたとするとAFが0.4になっているので
4期間目SAR=104+0.4×(130-104)=114.4
です。
しかし、5期間では120に値下がりしたとしましょう。すると
5期間目SAR=114.4+0.6×(130-114.4)=123.76
と計算できます。
このように値上がりをしなかったときにはSARの値が大きくなりにくく、大きな値上がりをすると大きく上昇する仕組みになっています。
しかし、必ず実際の価格よりも小さな値になるのでローソク足の下にドットが表示されます。
つまり、パラボリックはトレンドの強弱がわかるインジケーターです。
大きな値動きを続けているときほどドットの間隔が広がり、トレンドが強いと判定できます。
逆にドットが詰まっているときはトレンドが弱まっていると判断することが可能です。
パラボリックをラインではなくドットを表示するのは、ドットが開いているときほどトレンドが強いと一目でわかるようにするためなのです。
トレンドの方向性と強弱を同時に一目で理解できるのがパラボリックの魅力だと覚えておきましょう。
MT4を使ってパラボリック分析
ハイローオーストラリアの取引プラットフォームではチャート上にパラボリックを表示することはできません。
別の分析ツールを用意してパラボリックによる分析を行い、ハイローオーストラリアの取引プラットフォームからエントリーすることになります。
パラボリックによるチャート分析をするときには世界中の投資家が利用している分析ツールであるMT4を使うのがおすすめです。
パラボリックは有名なインジケーターなので様々な分析ツールに標準搭載されているので、他のツールを使ってもパラボリック分析を行えます。
しかし、MT4を使うと複数のチャートやインジケーターを表示したり、ラインの形状や色をカスタマイズしたりできることに加え、インジケーターの自作もできるなど、様々なメリットがあります。
高機能なのに使いやすいユーザーインターフェースになっているので、これから本格的にテクニカル分析をできるようになりたい人はMT4を利用しましょう。
https://www.andscene.jp/mt4-is-essential-for-technical-analysis.htmlパラボリック分析をするためにはチャート上にインジケーターを表示する必要があります。
まずはMT4を使うときの設定方法を確認しておきましょう。
MT4でインジケーターを表示する方法は二通りあります。
一つは画面の左側にある「ナビゲーター」のウィンドウから「インディケータ」を選択する方法です。
パラボリックを表示するには「トレンド」のディレクトリにある「Parabolic SAR」を選び、チャート上にドラッグ&ドロップます。
もう一つの方法は画面の上部にあるメニューバーの「挿入」から「インディケータ」、「トレンド」「Parabolic SAR」という順で選ぶ方法です。
他のインジケーターを使う際にも同じ操作で表示できるので覚えておきましょう。
インジケーターを選ぶと設定画面が開きます。
「パラメーター」のタブでは「ステップ」、「上限」、「色」を選べるようになっています。
SARの設定値としてはステップが加速因子AFの増分に相当するので0.02、上限は加速因子AFの最大値に当たるので0.2が標準的です。
デフォルトの設定になっているので変更せずに表示しましょう。
色は見やすいように自由に設定して構いません。
これでOKボタンを押せばチャート上にパラボリックが表示されます。
パラボリック分析を使ってハイローオーストラリアで稼ぐには
パラボリックの表示の仕方や見方の基本がわかったところで、パラボリック分析を通してエントリーする手法を紹介します。
パラボリック分析をしてエントリーする場合には順張りも逆張りもできますが、パラボリックを主体とするときには逆張りをするのが主流です。
その理由に触れながら順張りと逆張りのエントリーの仕方を紹介します。
順張りによるエントリー手法
パラボリックはトレンドの方向性と強弱を同時に判断できるのが特徴で、強いトレンドが発生しているときにその方向性に合わせてエントリーすることが可能です。
価格が上昇している状況でパラボリックのドットの間隔が広く、上昇を続けているようならHIGHエントリーで順張りができます。
逆に価格が下降している状況でドットの間隔が広く、下降を続けているようならLOWエントリーで順張りができます。
この順張りエントリーはわかりやすいので初心者でもやりやすいのは確かです。
ただ、パラボリックのドットの間隔が広くなるまで待っていると、トレンドが発生してからかなり時間が経過してしまいます。
そのため、エントリーした途端にトレンドが終わってしまうこともあるので注意が必要です。
失敗をできるだけ減らすためには、ドットの間隔が広くなった次足ではなく、ドットの間隔が同じだったところの次足を狙ってエントリーしましょう。
ドットの間隔が広くなったときには大きな売買によって価格が大きく動いたことがわかります。
その動きの強さを見て、買いポジションを取っていた人が売ったり、売りポジションを取っていた人が買ったりして値動きの予測が難しくなりがちです。
トレンドが発生していて、等間隔のドットが生じた直後の順張りエントリーを心がけましょう。
ただし、トレンドが発生してから間もないうちであればドットの間隔が広くなっていくのが通例です。このタイミングでの順張りではエントリーすべきかどうかを判断するのが難しく、ダマシが起こることがよくあります。
ただ、他のインジケーターも合わせて使って分析できるようになるとダマシを回避できるので、より正確性の高い順張りエントリーを行えるタイミングです。
パラボリック単独で分析するときには避けておいた方が良いタイミングなので頭に入れておきましょう。
逆張りによるエントリー手法
逆張りによるエントリーではトレンドの転換点を狙うのが基本です。
パラボリックではトレンドの転換がドットとローソク足の位置関係ではっきりとわかります。
ローソク足の下側にあったドットが上側に移動したら下降トレンドになるのでLOWエントリー、上側にあったドットが下側に移動したら上昇トレンドになるのでHIGHエントリーと判断可能です。
もう少し早めにエントリーしたい場合にはドットにローソク足が触れた時点でエントリーする方法もあります。
パラボリックのドットの位置はローソク足が触れたタイミングで切り替えるのが基本です。
次足からトレンドが逆転すると考えられるので、逆張りのエントリーポイントとして適しています。
このようにわかりやすいタイミングでエントリーできることから、パラボリック分析をメインにするときには逆張りが主流になっています。
パラボリックでトレードに失敗するケースと対策
パラボリック分析を使ってトレードをして失敗するケースが二通りあります。
簡単な対策と合わせて紹介するので、エントリー前に必ず確認しておきましょう。
レンジ相場になっている
パラボリックはトレンド相場で有効なインジケーターで、レンジ相場ではあまり効果を発揮しません。
レンジ相場なのにトレンドが発生していると誤解してエントリーする失敗はしばしばあります。
他のインジケーターを使う方法も以下で紹介しますが、基本的には長めの時間足のチャートを見てみると傾向がわかります。
長い時間足の方がトレンドは見やすいので、エントリー前に調べておきましょう。
押し目買いや戻り売りに反応してしまった
パラボリックのドットがローソク足の反対側に移動したのを見て逆張りでエントリーしたときに、小さな押し目買いや戻り売りのタイミングを選んで失敗するケースもよくあります。
このミスは見極めの早過ぎたのが原因のことが多く、値動きが同じ方向性で継続する可能性が低いのにエントリーしたために失敗しています。
逆張りの成功率を上げるためにはドットが移動した直後のエントリーを避けるのが大切です。
少なくとも3つは同じ側にドットが打たれたのを確認してからエントリーしましょう!
ADXを使ってパラボリックの精度を高める
パラボリックを生み出したJ.W.ワイルダーは自ら開発したADXも同時に使って分析するのをおすすめしています。
これはトレンド相場になっているのを確認するためで、開発者自身がパラボリックの弱点をよく理解していたことがわかります。
ADXはAverage Directional Movement Indexの略称で、DMI(Directional Movement Index)から計算されるインジケーターです。
端的に言えば、トレンドが強くて継続する可能性が高いときにADXが大きくなり、トレンドが弱いときやレンジ相場になるときにはADXが小さくなるように設計されています。
そのため、ADXを確認してトレンド相場かどうかを見極めるとエントリーの成功率が高まります。
一般的にはADXが25%以上になっていればトレンド相場ができています。
ただ、強いトレンドができているときほどパラボリックは有効なので、ADXが25%を超えて増加していく様子があるときにエントリーと考えるのが無難でしょう。
まとめ
ハイローオーストラリアの初心者にとってパラボリックは最適なインジケーターです。
計算式を理解するのは難しいかもしれませんが、ドットで表示されるので一目で見て取れるのがパラボリックの魅力です。
パラボリック分析をすればトレンドが発生しているときには順張りや、はっきりとしたトレンドの転換点での逆張りで稼ぐことができるようになります。
ハイローオーストラリアで稼ぐためには確実性が高いタイミングを狙って取引するのが重要なので、パラボリックを使うのは合理的な方法です。
パラボリックなら初心者でも見た目ですぐに理解できることはわかったでしょうか。
ハイローオーストラリアで稼ぐのは難しいのではないかと不安になっていた人も、パラボリックについてわかった今こそ口座開設のときです。
もしパラボリックを使いこなせるかが心配なら、ハイローオーストラリアのデモ取引を利用してみましょう。
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パラボリックを実際に使ってみると稼ぐことができるとわかり、きっと口座開設をしたいと思うようになります。