ハイローオーストラリアで口座凍結になり、せっかく稼いだのに出金できずに途方に暮れているユーザーがいるのは知っている人も多いでしょう。
口コミでも口座凍結がよく話題に上っています。口座凍結になるのは禁止事項に触れてしまったことが原因です。
ハイローオーストラリアの禁止事項について利用規約などを通して正しく理解して、誠実な取引をしていればトラブルが起こることはありません。
この記事ではハイローオーストラリアの禁止事項を理解したい人のために、内容を一覧にしてまとめました。
個々の禁止事項について例を挙げながら説明するので、口座凍結を回避してハイローオーストラリアを活用していきましょう。
目次
ハイローオーストラリアの禁止事項のペナルティ
ハイローオーストラリアでの口座凍結は禁止事項に抵触したことによるペナルティです。
ハイローオーストラリアでは口座契約条件を定めて、利用規約に基づくサービスを提供しています。
違反をしたときにはペナルティを受けるのは当然とも言えるでしょう。
銀行や証券会社でも法令順守を重視して規約を厳しく定めていて、違反するとペナルティがあります。
ハイローオーストラリアで禁止事項に触れたときのペナルティは限定凍結と完全凍結の2つに分けられます。
限定凍結
ハイローオーストラリアでは禁止事項に抵触した可能性があると疑われた時点で限定凍結になります。
限定凍結とはハイローオーストラリアの標準サービスよりも制限が加えられます。
ハイローオーストラリアの限定凍結では入出金ができなくなるのが最も大きい制限事項でしょう。
取引についても制限があり、一度に1つしか注文をしてポジションを取ることができなくなります。
連続して注文して賢くトレードすることはできなくなるので、トレードスタイルによっては厳しい制限です。
また、取引金額が5,000円に制限されます。
勝てそうなタイミングでまとまった金額のトレードができなくなるので、限定凍結になるとチャンスを逃すリスクがあります。
ただ、限定凍結になっても制限があるだけで取引は可能です。
その後、ハイローオーストラリアから凍結を解除してもらえれば入出金も自由にできるようになります。
完全凍結
ハイローオーストラリアの完全凍結は実質的には強制解約です。
完全凍結になった時点で入金・出金・取引がすべてできなくなります。
ハイローオーストラリアが調査をおこなっている間はアカウントだけは残っていてログインはできることもないわけではありません。
しかし、調査結果として禁止事項に触れていて強制解約すべきと判断されるともう二度とハイローオーストラリアを使えなくなります。
完全凍結になるとハイローオーストラリアの口座残高に残っていた資金はすべて失うことになります。
不正によって獲得したペナルティです。その後、ハイローオーストラリアに口座の新規開設を申し込んでも審査が通りません。
完全凍結になるとハイローオーストラリアで築き上げてきた資産を失い、今後の資産形成のチャンスもなくなります。
ハイローオーストラリアの禁止事項一覧
ハイローオーストラリアの禁止事項について概要を一覧にすると以下のようになります。
禁止事項一覧
- フロントランニングなどの不正を疑われる取引
- レートの遅延を狙う取引
- 自動売買ツールの利用が疑われる取引
- 裁量によらない取引
- クレジットカードの乱用
- 取引金額と比べて常識の範疇を超える入出金
- 本人確認書類等の偽造
- 複数口座の開設
- 自分以外の口座の運用
ハイローオーストラリアの口座契約条件や「よくある質問」、実際にハイローオーストラリアを利用して禁止事項の抵触を指摘された事例では、このような問題が原因になっています。
基本的にはルールを理解して誠実に取引をしていれば禁止事項に触れずに済みますが、気づかずに禁止行為をして口座凍結になっているケースもあるので注意が必要です。
【要注意】強制解約になるハイローオーストラリアの禁止事項
ハイローオーストラリアで完全凍結の対象にされて強制解約になる禁止事項は網羅的に理解して注意しながら取引や手続きをすることが大切です。
ここでは要注意事項を詳しくまとめました。
要注意の禁止事項
※各項目をクリックするとそれぞれの項目冒頭へ移動します。
インサイダー取引
インサイダー取引は内部にいる人だけがわかる情報を使う取引です。
不正取引として世界的に見なされています。
ハイローオーストラリアでは為替レート、株式指数、商品指数などを使用してトレードができます。
関係者だからこそ知っている情報を利用して取引をしたら違反行為です。
例えば
ある企業の社員の友人が「今月末日に倒産する」という話を聞いたとします。
市場への影響力がある企業が倒産すると知ったら、月末に株式指数に影響が出ると考えられるでしょう。
グローバル企業なら為替レートに影響がある可能性もあります。
公開情報ではなく、内部しか知らない情報に基づいて取引をしたらインサイダー取引です。
日本でも金融商品取引法で厳しく取り締まられています。
フロントランニング
フロントランニングは金融関係の業務に携わっている人が、クライアントからの売買の取引を成立させる前に自分が取引をする行為です。
依頼を受けた取引が成立することによって相場が変動するとわかったときに、有利な取引をして利益を得ることを指します。
例えば
証券会社で働いていて企業から大量の米ドルを円で購入する注文を受けたとします。
その注文を受理して取引手続きを完了する前に、ハイローオーストラリアで取引をスタートしておく行為はフロントランニングです。
大量の取引があると為替レートは変動するので、米ドルが円で買われた影響でUSD/JPYが上がると予想できます。
ハイローオーストラリアでは短時間の取引ができるので、取引が成立してレートが変動するタイミングを狙って取引注文を出すことが可能で、これがフロントランニングです。
このような行為は日本では金融商品取引法で禁止されています。
レートの遅延
レートの遅延を狙う行為はハイローオーストラリアの禁止事項に当たります。
後述の業者間アービトラージも該当する例です。
為替レートは各社によって最新の情報が表示されています。
業者によって情報の取得やサイトへの反映にかかる時間が少しずつ異なり、この時間差を狙って取引する行為は不正と見なされています。
例えば
ある業者の表示するUSD/JPYのレートがハイローオーストラリアよりも早かったとします。
すると、その業者のレート表示を見て取引をすれば、ハイローオーストラリアでのレートを先読み可能です。
このようなレートの遅延に着目する取引が発覚したときには禁止事項に違反したと見なされます。
業者間アービトラージ
業者間アービトラージはレートの遅延に着目する方法の典型例で、自動売買ツールでもよく用いられています。
バイナリーオプションではリアルタイムの市場価格に基づいて取引をします。
ただ、実際には為替レートの変動は外国為替市場の取引によって変動するので、市場価格が業者価格に反映されるまでにはタイムラグがあるのが一般的です。
わずかな違いではあるものの、バイナリーオプションでは上がるか下がるかの境界線で勝敗が決まるのでこの差に着目する業者間アービトラージが可能です。
業者間アービトラージは自動売買ツールを使用して狙う例がほとんどです。
人の手では注文の判断が難しいくらいのわずかな時間の違いを狙うからです。
注文の条件設定をして機械による自動注文をするからこそ実現できる取引戦略になっています。
ハイローオーストラリアでは自動売買ツールの使用が禁止されているため、業者間アービトラージだと見なされると違反と判断するのが一般的です。
その他の自動売買ツールの利用
自動売買ツールの利用方法は業者間アービトラージを狙うやり方に限られません。
自動売買ツールを利用したとハイローオーストラリアに見なされたら禁止事項に該当したと判断されてしまいます。
例えば
USD/JPYが140円を下回ったら、相場が上がると予想してHighで注文を出すといった自動取引をプログラムしたとしましょう。
このツールを使って自動売買をしたらハイローオーストラリアの規約違反になります。
FXでは自動売買ツールの使用が認められていることがありますが、ハイローオーストラリアでは裁量取引を前提としているので自動取引は認められません。
自分で作ったか、他の人が作ったツールを使用したかによらず、事実が疑われると口座凍結になる可能性があります。
自動売買ツールの利用を疑われる行為
自動売買ツールについては、ハイローオーストラリアが使ったのではないかと疑った時点で部分凍結になるリスクがあります。
さらに調査を経て疑惑が大きくなると完全凍結になることもあり得ます。
ハイローオーストラリアは公式の自動売買ツールがあるわけではないので、確実にツールを使ったかどうかを判断することは困難です。
疑わしいと思われる行為をしたときには禁止事項に触れたと見なされます。
代表的な取引として挙げられるのが以下の3つです。
スキャルピング取引
スキャルピング取引は数秒や数十秒といった単位での超短期取引です。
自動売買ツールでは条件を満たしたときにほんのわずかな時間で大量の注文が出ることがよくあります。
スキャルピング取引は禁止事項としても明記されているのでやってはならない行為です。
例えば、30秒取引をしているときに、注文を出したら予想と逆の方向にレートが動いて、1秒後にもう一度注文を出したいと思うときがあります。
このような注文を繰り返しているとスキャルピング取引や自動売買ツールの利用と見なされるリスクがあります。
連打
連打はうっかりミスでもやってしまうことがあるので注意が必要です。
ワンクリック注文をオンにしているとHighやLowのボタンをうっかりダブルクリックして連打注文をしてしまうことがあります。
連打は極めて短時間での注文なので、自動売買ツールの利用とも、スキャルピング取引とも解釈できます。
程度によって解釈は変わりますが、口座凍結になり得るので注意が必要です。
両建取引
両建取引はハイローオーストラリアの禁止事項にも含まれています。
自動売買ツールでもリスクヘッジのためによくおこなわれているので問題になります。
USD/JPYでHIGHにもLOWにも同時にエントリーするのが両建取引です。
このような取引をするとHIGHかLOWのどちらか一方は当たるでしょう。
ハイローオーストラリアでは転売による途中売却ができるので、当たりにくいと思った方を転売すると安定して利益を出すことが可能です。
このような取引ルールを自動売買ツールに導入すれば勝ち続けられるため、両建取引をした事実が見つかったときには口座凍結になる可能性があります。
裁量によらない取引
ハイローオーストラリアでは裁量による取引を前提としてサービスを提供しています。
裁量によらない取引がハイローオーストラリアによって認められたときには凍結される可能性があります。
例えば、以下のような取引が裁量によらないと見なされるので注意が必要です。
コピートレード・ミラートレード
コピートレードやミラートレードは他人の取引に依存しているので裁量取引ではないと判断されます。
コピートレード・ミラートレードは他のトレーダーの取引を真似する方法です。
例えば、あるトレーダーがHIGHと注文したときに同時にHIGHで注文する行為が該当します。
たまたまタイミングが一致することもありますが、何度も同じトレーダーとタイミングが一致しているとコピートレードと見なされるリスクがあります。
集団取引
集団取引も個人の裁量によらない取引と見なされます。
家族全員で相談して、これだというタイミングで全員同時に同じ注文を出すというのが典型的です。
インターネットを使ってトレーダーのコミュニティで相談をして一斉注文をする行為も集団取引になります。
バイナリーオプションレクチャーなどを利用して取引注文のタイミングを教えてもらうと、他のレクチャー生とタイミングが一致して集団取引と見なされるリスクがあります。
マーチンゲール法
ハイローオーストラリアではマーチンゲール法による取引で口座凍結になったという事例が口コミで報告されています。
マーチンゲール法はカジノで用いられてきた禁じ手で、今ではカジノでマーチンゲール法をしていることが発覚すると追放されることもあります。
マーチンゲール法は機械的な手法なので、ハイローオーストラリアでは裁量取引ではないと見なされたのでしょう。
マーチンゲール法とは
例えば、1,000円でエントリーして外れたときに2,000円でエントリーします。
そして、また負けたら金額を倍にして4,000円でエントリーするというのがマーチンゲール法です。
1,000円、2,000円で取引に失敗して、4,000円で取引したときに成功すると、ペイアウト倍率が1.85倍なら7,400円のペイアウトです。使った資金は7,000円なので400円の利益になります。
ハイローオーストラリアではスプレッド取引をすると2倍、ターボスプレッド取引をすると最大で2.3倍のペイアウトを受け取れるので、最後に一回運よく当たっただけで大きな利益を得ることが可能です。
このような不正に近い取引をすると口座凍結になるリスクがあります。
クレジットカードの乱用
クレジットカードの乱用は禁止事項です。
無効なクレジットカードで入金をしようとしたり、本人名義ではないクレジットカードを使おうとしたりすると乱用と見なされる可能性があります。
取引金額と比べ、常識の範疇を超える入出金
取引金額よりもずっと大きな金額の入出金をしていると口座凍結になる場合があります。
マネーロンダリングやクレジットカード現金化に使用されていると考えられるからです。
例えば、1万円をクレジットカードで入金した後、一切取引をせずに1万円を出金したら、クレジットカード現金化が目的だと考えるのがもっともでしょう。
このように十分な取引を伴わない入出金が目立つと不正行為を疑われます。
本人確認書類や公共料金書類、郵便物等の偽造
ハイローオーストラリアに提出した本人確認書類などを偽造した場合には禁止事項に触れます。
偽造の事実が発覚した時点で速やかに口座凍結になります。
出金のときに振込先の口座名義が登録名義に一致していなかったのが原因で調査が進むこともあるため、出金手続きのときにもミスをしないように注意することが必要です。
複数口座の開設
ハイローオーストラリアでは1人につき1つだけしか口座を開設することができません。
ハイローオーストラリアでは口座開設の時点で本人確認書類の提出を求めているので、基本的にこの時点で複数口座の開設は不可能です。
本人確認書類を偽造すれば一人で複数口座を開設できる可能性があります。ただ、他にも例外的に口座開設ができてしまう場合があります。
例えば、結婚や離婚をして名字が変わってから口座開設をした場合が挙げられます。
本人確認書類も作り直すことになり、氏名が一致していないので口座を開設できるでしょう。
ただ、後になって同一人物だと発覚すると禁止事項に抵触したと見なされて、どちらの口座も強制解約になる可能性があります。
他人の口座の運用
ハイローオーストラリアの口座は本人しか利用できないのがルールです。
他人が利用したり、他人の口座を運用したりするのは禁止事項です。
例えば、未成年の人はハイローオーストラリアの口座を開設できません。
親にお願いして口座を開設してもらい、未成年の子供が取引をしたという場合には禁止行為です。
他人の口座情報を借りて、試しにハイローオーストラリアで運用をしてみたという場合にも違反になります。
口座を持っている人も利用した人もペナルティの対象になり、口座凍結や登録不可という状況になるので注意が必要です。
もし禁止事項で口座凍結されたら
ハイローオーストラリアで口座凍結になると何が起こったのかがわからないときもあります。
もし禁止事項に触れたかもしれないというときや、口座凍結の原因がよくわからないときには、ハイローオーストラリアのサポートに問い合わせましょう。
禁止事項に触れた可能性があると言うのではなく、口座凍結になってしまっている原因を知りたいというスタンスでコンタクトを取るのがおすすめです。
ハイローオーストラリアのサポートに問い合わせをすると状況を説明してもらえます。
禁止事項に触れた可能性があって調査している段階だという説明を受けることもあるでしょう。書類の再提出などの手続きを経て限定凍結が解除されることもあります。
完全凍結になっているときには解除されることはあまりありませんが、問い合わせをすれば問題がわかります。
サポートに連絡した結果として限定凍結が解除されたら、新たな疑いを持たれる前にハイローオーストラリアの口座から全額を出金しましょう。
もし特に身に覚えがないのに口座凍結になった場合には、他人にアカウントを乗っ取られているリスクがあるので一度出金をして資金の安全を確保しましょう。
そして、ほとぼりが冷めてからあらためて入金して取引を再開しましょう。
その間にまた口座凍結になっていた場合には他の人にアカウントを乗っ取られていた可能性があります。
あらためてハイローオーストラリアのサポートに連絡して対応してもらいましょう。
ハイローオーストラリアを安全に利用するために
ハイローオーストラリアを安全に利用するには禁止事項を理解した上でリスクの低い運用をすることが大切です。
安全に利用するための3つのポイントを押さえておきましょう。
利用規約をよく確認する
ハイローオーストラリアでは口座開設の時点で利用規約を読んで同意しなければなりません。
利用規約をよく確認して違反しないようにしましょう。
利用規約で特に確認すべきポイントは以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
良識に従って公正な取引に努める
ハイローオーストラリアの禁止事項は良識に従っていれば抵触することはあまりありません。
公正な取引を心がけて、違法になるような行為をしないようにしましょう。
特に投資における常識や法律については理解して、反するような行為をしないことが大切です。
悪徳なレクチャー・セミナーやツールを利用しない
ハイローオーストラリアで口座凍結になった原因が悪質なサービスを利用したことが原因の場合があります。
バイナリーオプションレクチャーや投資セミナー、自動売買ツールなどは利用せずに自分の裁量でトレードしましょう。
まとめ
ハイローオーストラリアでは禁止事項に抵触してしまうと口座凍結になってもう二度と資金を回収できず、ハイローオーストラリアで取引もできなくなるリスクがあります。
禁止事項を一通り理解して、疑われないように取引することが重要です。
ハイローオーストラリアで定めている利用規約の禁止事項は、金融や投資の世界では常識的なものです。
良識に従って公正な取引を続けていくように心がけましょう。
もしトラブルがあったときにはサポートに連絡して対応を求めるのがおすすめです。口座凍結になってしまったとしても慌てずにサポートに指示を仰ぎましょう。