ビットコインが世界中で注目されるようになり、ハイローオーストラリア(Highlow.com)でも徹底してビットコインのサービスを改善してきました。
ハイローオーストラリアではビットコインのバイナリーオプション取引で、BTC/USDとBTC/JPYを選ぶことが可能です。ビットコインに対応している海外バイナリーオプション業者はいくつかありますが、通貨ペアの相手として米ドルと日本円の両方を選べることはほとんどありません。
ハイローオーストラリアのメリットを活かすなら、相場分析をしやすいビットコインを使いたいと思う人もいるでしょう。
同じビットコインならどちらの通貨ペアを選んでもあまり変わらないと思っている人もいるかもしれません。この記事ではBTC/JPY、BTC/USDの相場を比較した結果を徹底解説します。
目次
一目でわかるビットコインの相場の比較
ハイローオーストラリアではBTC/JPYとBTC/USDを取引プラットフォームで表示できます。ただ、ハイローオーストラリアの取引画面では複数のチャートを同時に表示することはできません。
ここではビットコインの相場をチャートで対照して比較できるように、以下のように8月5日から8月6日の1日間におけるチャートを打ち出してみました。これらの5分足チャートでは日足チャートの標準的な時間軸を使っているので、0時の時点が日本の午前9時です。
ビットコイン/米ドル、ビットコイン/日本円のチャートを見てみてどんな印象を持ったでしょうか。相場が下落していき、13時よりも少し前に底値を付けてビットコイン相場が上昇していき、6日になる辺りで再び下落が起こり始めている様子がわかります。
どちらも同じようなチャートだと感じた人もいるかもしれません。
もしそうだとしたら、BTC/JPYとBTC/USDはどちらを選んでもほとんど違いはないと考えられるのでしょうか?
この期間の最後の6時間を拡大して見てみましょう。5分足で表示すると以下のようなチャートになります。
大まかに見てみるとほとんど同じだという印象を受けるでしょう。
ハイローオーストラリアで5分取引をするときに0分0秒や5分0秒などのタイミングでエントリーすると、これらのチャートで示されているのが陽線か陰線かによって取引結果が判定されます。
ローソク足の実体の長さやひげの長さは異なっているのは確かです。
しかし、陽線か陰線かを見比べてみると殆ど同じだと感じた人が多いのではないでしょうか。
さらに拡大して3時間くらいのビットコインの相場を見てみましょう。ビットコイン/米ドル、ビットコイン/日本円を頭から見ていくとずっと陽線か陰線かは同じです。
しかし、この前の3時間を拡大してみるとビットコイン/米ドルとビットコイン/日本円に違いが見られます。
18時55分と20時20分のローソク足を見てみて下さい。18時55分ではBTC/USDでは陽線ですが、BTC/JPYでは陰線です。20時20分についても同様にBTC/USDでは陽線、BTC/JPYでは陰線になっています。
もしこのタイミングでエントリーしていたなら、米ドルと円のどちらを選んでいたかによって勝敗が分かれたことになります。
直感的には18時55分のときには陽線になってビットコインの相場が上がるのが自然と考えられるでしょう。トレンド相場だと考えると妥当な見解ですが、レンジ相場だと想定すると陰線でも適切な予想だと言えます。20時20分のときには陰線になっても陽線になってもおかしくない状況でした。
テクニカル分析でわかるビットコインの相場の違い
ハイローオーストラリアの5分取引はターボ取引の中でもテクニカル分析を使いやすいのが特徴です。ハイローオーストラリアでバイナリーオプションをしていたならテクニカル分析をしていた人も多いでしょう。
米ドルと円で違いが生じていた3時間についてBTC/USDとBTC/JPYでの違いをまず見てみましょう。
ここではハイローオーストラリアの初心者もよく使っているRSIとMACDでの結果を比較します。RSIとMACDのエントリー条件については以下の記事で詳しく解説しているので参考にして下さい。
ここでは標準的なエントリー条件として以下のものを用いてみます。
✓ RSIが70%以上になったらロー
✓ RSIが30%以下になったらハイ
✓ MACDラインがシグナルラインにゴールデンクロスしたらハイ
✓ MACDラインがシグナルラインにデッドクロスしたらロー
RSIでの比較結果
それぞれのビットコインの相場にRSIを表示すると以下のようなチャートになります。どちらも同じよう概形をしたRSIが表示されました。
しかし、詳細を見てみると違いがあります。18時5分の時点でBTC/USDではRSIが70%を下回り、次足で70%を超えました。BTC/JPYではRSIが70%に届いていません。
このタイミングでエントリーできた米ドルとのペアのビットコインでは次足が陰線だったので予測が当たっていました。
18時25分のエントリーポイントでは米ドル、日本円のどちらでも次足が陰線で予測が立っています。
しかし、ビットコインのRSIが次に70%以上になったのは米ドルでは18時50分、日本円では19時0分でした。その次足はどちらも陽線だったので結果には違いがありませんが、エントリーのタイミングがずれる可能性があることがわかります。
結果としてはBTC/USDでは勝率66.7%、BTC/JPYでは勝率50%です。この3時間にRSIによるテクニカル分析でビットコインで取引をしていたら、米ドルを選べば勝ち越し、円を選ぶと負け越しだったことがわかります。
MACDでの比較結果
全く同じビットコインの相場に着目してハイローオーストラリアの5分取引にMACDによる分析を使っていたらどのような結果になったのでしょうか。MACDを使った場合にも米ドルと円で違いが生まれています。
ビットコイン/米ドルの場合にもットコイン/日本円の場合にも18時15分の時点でデッドクロスが確認されました。この時点でローのエントリーをすると、どちらも次足は陽線だったので取引は失敗です。
ビットコイン/米ドルでは19時10分にMACDのゴールデンクロスがあり、次足は陰線になっていました。そして、19時30分にデッドクロスをして陰線が続いています。
ビットコイン/日本円では19時15分にMACDのゴールデンクロスがありました。米ドルの場合とは5分ずれたことになります。その後は陰線だったので結果は同じですが注意すべき点でしょう。
その後の19時30分のデッドクロスのタイミングは同じで、次足も陰線だったので勝率も同様です。
【結論】米ドルと日本円では相場が似ていても違う
ビットコイン/米ドルとビットコイン日本円のチャートを見てみると概形はほとんど同じです。しかし、ハイローオーストラリアでは一つ一つのローソク足が確定するのと同じ時間感覚でバイナリーオプション取引をします。
細かく見てみるとローソク足が陽線か陰線かが異なる部分があるので、当然ながらハイローオーストラリアでの取引結果にも違いが出る可能性があります。
インジケーターを使ってテクニカル分析をするときにも各期間の始値・終値・高値・低値が異なるので分析結果が変わります。ここではRSIとMACDを確認しましたが、RSIでは勝率にすら影響が出ていました。MACDでは勝率は同じでしたが、エントリー条件を満たす時刻が違っていたので、勝率が変わる可能性もあったことがわかります。
どちらが優れているかは一概に言えませんが、選び方次第で勝ち越すことも負け越すこともあるので注意が必要でしょう。
ビットコインの相場でも通貨ペアによって違いが生じる理由
BTC/USDもBTC/JPYもビットコインの相場なのに、なぜペアにする通貨の違いでバイナリーオプション取引の結果に違いが出るのでしょうか。
ビットコインは仮想通貨なので、日本円や米ドル、ユーロや英ポンドなどの法定通貨とは違うというイメージを持っている人も多いでしょう。しかし、エルサルバドルでビットコインは法定通貨になりました。
https://www.andscene.jp/bitcoin-is-finally-legal-tender-think-about-your-future-strategy-with-binary-options.html米ドル/円の相場と、米ドル/ユーロや米ドル/英ポンドの相場が異なるのは誰もが納得するでしょう。同じようにビットコイン/米ドル、ビットコイン/円も相場が違って当然なのです。
通貨ペアのレートは2つの通貨の相対価値によって決まります。米ドル/円なら米ドルと円の相対的な価値の変化に基づいてレートが変動するのが基本です。
米ドル/ユーロなら米ドルとユーロの相対価値が変動することで為替レートが変わります。米ドルが共通項なので、日本円とユーロの価値が同じでない限りはチャートにも違いが生じます。
国が違えば大きな差が生じるので、2つのチャートはまるで違う姿になるのが一般的です。
ビットコインの相場は通貨ペアによる違いが小さすぎる?
むしろ今回見たBTC/USDとBTC/JPYのチャートが似すぎていて不思議に感じた人もいるのではないでしょうか。ビットコインは共通なので、ビットコインと対照したときの米ドルと日本円の価値があまり変わらなかったことをチャートが示しています。
これはビットコインを法定通貨にする国が登場し、決済手段としてもだんだんと取り入れられるようになったとはいえ、米ドルや日本円などに比べると通貨として高い流動性を持っているわけではないからです。
ビットコインは投資ではよく着目されていますが、支払いに積極的に使われているケースはまだ多くありません。金(ゴールド)と同じように資産として保有して、高くなったら売るのに使うのには大きな魅力があります。
そのため、ビットコインの相場はどの通貨でも相対的に同じようなものになります。日本円から見ても、米ドルから見ても金と同じように相対価値がほぼ同じなのです。
このような事情があるため、BTC/USDとBTC/JPYの相場が酷似したものになっています。
まとめ
ビットコイン/米ドルとビットコイン/円は相場を比較すると似通っていることがわかりました。ハイローオーストラリアではどちらも選べますが、それほど大きな違いがないというのが今回の分析から判明したことです。
もちろん細かく見ると違うので、ハイローオーストラリアでの取引にも違いが出ます。ただ、ローソク足でもインジケーターでも微妙な差なので一概に米ドルと円のどちらが優れているかを判断することはできません。
ビットコインは法定通貨とは性質が異なり、金に似ている位置付けの資産なので相場が似通っています。
ただ、ビットコインはエルサルバドルで法定通貨となっただけでなく、各国でだんだんと決済手段として認められるようになってきています。グローバル決済サービスのPaypalでもビットコインの利用がアメリカではできる状況があり、世界的に導入する方向で開発が進められているのが現状です。
そのため、ビットコインの相場が法定通貨と同じように、ペアになる通貨に応じて異なる変動を起こすようになる可能性もあります。
ただ、ハイローオーストラリアではBTC/USDとBTC/JPYの違いを意識して使い分けることもできますが、どちらか一方に特化しても問題ありません。
自分にとってわかりやすいのは米ドルと日本円のどちらかをよく考えてハイローオーストラリアで使っていきましょう。