ハイローオーストラリア(Highlow.com)では通貨ペアの選択肢が多く、メジャーな通貨だけでなくマイナーな通貨も取引に活用できます。
取引に使用する通貨ペアの選び方は勝敗を分ける重要なポイントですが、バイナリーオプション初心者はメジャーな通貨ばかり使っていることが多いでしょう。
◆EUR/JPY
◆EUR/USD
◆USD/JPY
国内業者では主要通貨のペアしか選べないことが多いですが、ハイローオーストラリアのような海外業者ではマイナーな通貨ペアを選ぶことも可能です。
FXではよくマイナーな通貨が使われているので、バイナリーオプションでもマイナーな通貨を使うメリットがあるのではないかと思う人もいるでしょう。
ハイローオーストラリアではマイナーな通貨も使えるので、メリットを生かした取引ができるかもしれないという期待も持てます。
バイナリーオプションではメジャーな通貨ペアとマイナーな通貨ペアではどちらが良いのでしょうか。
この記事では通貨ペアがメジャーかマイナーに焦点を置いて、通貨ペアの選び方のポイントを紹介します。
目次
メジャーな通貨とは

外国為替市場に着目する投資でメジャーな通貨というと何を指すのでしょうか。
最も重要な通貨と言えるのはアメリカドルです。
アメリカドルは全ての通貨の価値の基準とされていて、世界の基軸通貨とも呼ばれています。
為替レートはある通貨と別の通貨の相対的な勝ちを示しているもので、基軸通貨と決済通貨のペアごとに定められた交換比率が為替レートです。
アメリカドルと日本円の場合にはその相対価値から1ドル100円といった形で定められます。

ユーロとアメリカドルの場合にも、1ドル0.9ユーロといった形で決まります。
しかし、ユーロと日本円の場合には直接的にユーロと円の価値を比較するのではなく、アメリカドルと日本円、アメリカドルとユーロのレートを基にして計算される仕組みになっていて、この場合には1ユーロは111.11円です。
EUR/JPY=EUR/USD×USD/JPY
ユーロと円はアメリカドルと日本円、アメリカドルとユーロのレートを掛け合わせたもの
このようにあらゆる通貨の価値を評価する際にアメリカドルが用いられているので最も重要な通貨だと言えます。
実際にアメリカドルは取引量が世界トップになっているため、実用上もメジャーな通貨です。
国際取引ではアメリカドルを使うのがグローバルスタンダードになっているので、突出して取引されている通貨なのがアメリカドルです。
それ以外のメジャーな通貨として外国為替市場で注目されているのはユーロと日本円です。
先進国通貨なので実需という観点でも必要になることが多いですが、途上国に比べると通貨価値が安定しているので資産として先進国通貨を持っていると価値低下リスクが低いと考えられています。
「有事のドル買い」は昔からよく知られている現象で、戦争や紛争、疫病や災害などによって世界的な不安が広がるとアメリカドルが買われる傾向があります。

近年では「有事の円買い」も行われるようになってきました。
アメリカの政治経済に関して不安を抱く人が増えてきたことに加え、戦争や紛争については武力的に関与しないのを原則としている日本が安心だと考える傾向が強まっているからです。
イギリスの脱退によってEUに対する不安も強まったことから、有事の円買いがよく選ばれるようになってきています。
このようにメジャーな通貨とは世界の基軸通貨であるアメリカドルをまず筆頭とし、取引量の多いユーロと日本円が続くというのが一般的な解釈です。
マイナーな通貨と二分して考えると、この三通貨以外は全てマイナーということになります。
三分して考える場合には上記三通貨以外の先進国通貨や途上国の中でも成長が進んで経済的に安定してきている国を間に入れ込みます。
イギリスポンド、スイスフラン、オーストラリアドルが代表例です。このような通貨は価値の安定性が比較的高いものの、流通量はあまり多くないのが特徴です。

そのため、外国為替市場における相場の動き方も、主要三通貨や他の途上国通貨とは異なる傾向があります。
メジャーな通貨の特徴

ハイローオーストラリアを利用しているトレーダーはメジャーな通貨を選んでいる傾向があります。
バイナリーオプションではアメリカドルを筆頭とするメジャーな通貨を選ぶのがおすすめされている場合が多いですが、なぜなのでしょうか。
その理由を考えるために、メジャーな通貨の特徴を理解しておきましょう。
◆取引量が多い為平均化された結果がレートに反映される
◆社会情勢からレートの動きが読みやすい
◆突発的な値動きが起こりにくい
メジャーな通貨は多くの投資家が保有資産として選ぶ通貨で、市場における取引量も多いのが特徴です。
為替レートは取引によって変動していくものなので、取引量が多いと為替レートも動きやすくなります。
ただ、取引量が多いと為替レートの動きが乱れるというわけではありません。
たくさんの投資家が違うタイミングで売買を行い、その平均化された結果が為替レートに反映されるからです。

つまり、特定の投資家の取引によって大きくレートが動くリスクが低く、市場全体として売買にどのような傾向があるかがレートの動きを先導します。
そのため、社会情勢などを加味すると為替レートの動き方を読みやすいのがメジャーな通貨の特徴です。
アメリカやヨーロッパ、中国や日本などの機関投資家が資産を動かすと為替レートが激変することが知られていますが、このように大きな資産を持っている投資家ほど主要三通貨が大半を占めるように資産分配をしているのが通例です。
そのため、金額的にも取引回数的にもメジャーな通貨の取引は多くなります。
為替レートの動きが平均化された結果として引き起こされていることを考慮すると、主要三通貨は特に突発的な値動きが起こりにくいと考えられるでしょう。
マイナーな通貨の特徴

マイナーな通貨はバイナリーオプションではあまり好まれない傾向があり、ハイローオーストラリアの利用者からもリスクが高いから避けるべきだという意見が上がっています。
この理由はメジャーな通貨との違いを見てみると理解できるようになります。
メジャーな通貨と違ってマイナーな通貨は世界的に投資家が保有資産として選ぶわけではありません。
投資家の自国通貨の場合には大半を占めることがありますが、マイナーな他国の通貨を資産の大半にするようなことはあまりありません。
メジャーな通貨とは違い、マイナーな通貨は価値変動のリスクが高く、通貨の種類と社会の情勢によっては価値が失われるリスクすらあるからです。

特に途上国の場合には経済成長に伴ってインフレが進むと通貨価値が低下します。
しかし、国としての安定性が確保されていき、世界的に重要な位置を占めるようになると通貨価値が高騰することもあり得ます。
このような変動を見越した投資をするのが難しいことから、資産の一部をマイナーな通貨にすることはあっても全額近くをマイナーな通貨にすることはあまりないのです。
必然的にマイナーな通貨は売買があまり活発に行われていません。
海外との取引をする際にも、その現地通貨が必要になるときしか買われないでしょう。
そのため、取引量がいつも低い水準にあるのがマイナーな通貨に共通する特徴です。
結果として、現地企業が大量にドル買いをしたときに突然為替レートが動くといった現象が起こります。

全体の取引量に対して、一企業が動かす金額の割合が大きくなりがちだからです。
このような急変を狙ったトレードをしやすい点でFXではマイナーな通貨もよく選ばれています。
しかし、FXではポジションの獲得と決済のタイミングを両方自分で決められますが、バイナリーオプションでは決済のタイミングをポジションの獲得の時点で決める必要があります。
予測が困難なタイミングで起こる急変を狙った取引には向かないことから、バイナリーオプションではマイナーな通貨は避けるべきと考えられています。
また、FXではスワップポイントを狙ってマイナーな通貨を選ぶケースも多々あります。

途上国通貨は金利が高いことが多いので、金利で稼ぐというやり方が選ばれているのです。
しかし、バイナリーオプションではスワップポイントがないのでそのメリットがありません。
そのため、あえてリスクが高いマイナーな通貨を選ぶ必要はないと考えられるのです。
なぜメジャーな通貨が重視される?

メジャーな通貨がハイローオーストラリアのバイナリーオプションで重視されているのは、為替レートの動き方を予測しやすいからに他なりません。
メジャーな通貨は取引量が多いので、大勢の投資家の目論見が平均化されて市場に反映されます。
一人の投資家や一つの企業の取引によって価格が急変する可能性が低いため、リスクを抑えて取引を進められると考えられています。
このような視点は実はあくまで表面的なものです。
実際には古くから築き上げられてきた相場の理論や分析方法が通用しやすいのが最も重要と考えられているポイントです。
バイナリーオプションではダウ理論やグランビルの法則を代表とする様々相場理論を利用して予測を立ててエントリーするのが一般的です。
日本で培われてきたローソク足による相場予測の手法や、欧米を中心として作り上げられてきたテクニカル分析を駆使して、さらに精度の高い予測をしてエントリーをしようと考えるのが常套手段になっています。
そのため、いかにこのような手法が通用しやすいかはバイナリーオプション取引の成功率に大きな影響を及ぼします。
主要三通貨はアメリカ、EU加盟国、日本の通貨です。

この国民が中心として持ちたい通貨でもあり、この三エリアは世界を動かしている大きな企業が林立しているところでもあります。
古い歴史を持っている大手企業や機関投資家も多いのが特徴で、欧米を中心として莫大な資産を持っている個人投資家も為替市場に参入しています。
そのため、アメリカドル、ユーロ、日本円の大きな売買をしているプレーヤーは大半が相場理論に基づき、テクニカル分析を駆使して取引のタイミングを狙っています。
つまり、よく知られている理論や分析のルールに基づく取引が活発なのです。
すると自然に理論やテクニカル分析の結果を説明できるような相場の動き方が主流になります。
マイナーな通貨に比べると為替レートの相場を予測しやすいのはこのような背景があるからなのです。
理論を学んでテクニカル分析を使って取引をしてきた人ほど、メジャーな通貨のペアを選べば予測しやすいという印象を持っています。
そのため、メジャーな通貨を選んでバイナリーオプションに取り組むべきという考え方が広まっているのです。
マイナーな通貨は攻略可能?

ハイローオーストラリアを使うならせっかくだからマイナーな通貨も攻略したいと思う人も多いでしょう。
マイナーな通貨も攻略することは可能なのでしょうか。
メジャーな通貨を選んだ場合には昔から知られているテクニカル分析を学べば攻略できると考えられます。
テクニカル分析でマイナーな通貨も攻略できればもっと稼げるようになるのではないかと思う人もいるでしょう。
マイナーな通貨だからといってテクニカル分析が全く通用しないわけではありません。
ただ、例外が起こりやすいので勝率が下がりがちなのが問題です。
マイナーな通貨は取引量が少なくて急変が起こりやすいのが予想外れの原因になります。
この問題をクリアするための方策を考えればマイナーな通貨でも利益を生み出していけると考えられます。
アメリカドルとのペアを選ぶ
まず重要なのはアメリカドルとのペアを選ぶことです。
為替レートはアメリカドルに対する価値でまず決まる仕組みになっているため、他の通貨とのペアを選んでもアメリカドルの影響を受けます。
値動きが複雑になって例外が次々に発生してしまい、手に負えないような状況にならないためにはシンプルに二カ国の通貨だけの影響を受けるレートを見るのが無難です。
選んだ通貨を使っている国の昼間に取引をする
次に肝心なのがその通貨を使っている国の昼間に取引をすることです。
その国の経済活動が行われている時間帯は最も取引量が多くなるでしょう。
突発的な値動きによる不測の事態が起こりにくい時間帯なのです。
可能であればアメリカの市場も動いている時間帯を選ぶと、両方の価格が動くので値動きが安定しやすくなります。
テクニカル分析で癖をつかむ
そして、テクニカル分析で癖をつかむことが攻略につながるポイントです。
主要三通貨では共通して通用している手法も、マイナーな通貨とのペアでは通用しないことがあります。
しかし、エントリーする判断基準を少しずらすだけで予測できるようになる場合が多々あります。
メジャーな通貨ペアよりもワンタイミング遅れてエントリーする、基準値を少し上下させる、インジケーターの組み合わせ方を変えるといったことから試してみましょう。
そして、その通貨の癖をつかむことができればきっと攻略手法を生み出せます。
まとめ
ハイローオーストラリアは17通貨ペアに対応しているので、メジャーな通貨だけでなくマイナーな通貨も狙って取引できると有利です。
ただ、メジャーな通貨ペアは取引量が多くて急変が起こりにくく、一般的な相場理論やテクニカル分析が通用しやすいことからよく選ばれています。
正確性の高い為替レートの予測が求められるバイナリーオプションではマイナーな通貨は避けられるのが当然とも言えるでしょう。
しかし、マイナーな通貨もアメリカドルとのペアを選んで、癖をつかむことを重視してエントリーの仕方を工夫すると攻略できます。
急変が起こるリスクもあってメジャーな通貨より優れているとは言い難いですが、時間帯によっては予測しやすい場合もあるので興味を持った通貨とアメリカドルのペアにも挑戦してみましょう。
ハイローオーストラリアで提供している多数の通貨ペアの中にはあなたに最適なものがあるかもしれません。
マイナーだからと嫌わずにまずはデモ取引から始めてみるのがおすすめです。
