2021年4月から6月の四半期の間にビットコインの相場が大きく揺れ動いたのはニュースでも話題になりました。暗号通貨(仮想通貨)の規制の進行や仮想通貨ETFの上場問題など、仮想通貨を巡る様々な課題が浮上したからです。

さらに、イーロン・マスクによるビットコイン騒動や、テスラ重鎮のジェローム・ギレンによるストックオプションの行使と退職などの影響も受けて激動の時期になりました。

ハイローオーストラリア(Highlow.com)でもビットコインでの取引が拡張されて、15分取引やターボ取引もできるようになった時期です。イーサリアムもターボ取引が解禁されてまさに仮想通貨から目が離せない四半期でした。

2021年4月から6月の四半期の終わりになり、コインシェアーズが運用するイーサリアムファンドからの資金引き揚げが話題に上っています。
ビットコインほどにはニュースにならないイーサリアムですが、仮想通貨の中では第二位の価格を誇る重要な通貨の一つです。

ビットコインの動向はよく知っている人でも、イーサリアムとの関連性について詳しくわかっていないことは多いでしょう。
ハイローオーストラリアではビットコインとイーサリアムを両刀使いできると有利です。
この記事ではイーサリアムファンドからの資金引き揚げと、この四半期のビットコイン・イーサリアムの価格の推移を考察します。重要な関係性を知り、ハイローオーストラリアでうまく両者を運用できるようになりましょう。
目次
イーサリアムファンドからの5000万ドル引き揚げ
暗号資産(仮想通貨)を代表とするデジタル資産の総合運用会社として世界的に知られるコインシェアーズ(CoinShares)の発表するレポートは世界市場に大きな影響を与えます。
4半期の終わりにあたる6月28日に発表されたレポートでは、仮想通貨ファンドからの資金引き揚げが6月25日までの1週間で4400万ドルにも上ったことを示しました。
投資家がビットコインやイーサリアム以外の投資先を求めていることが推察できますね。
特に激動を起こしたのがイーサリアムです。イーサリアムファンドでは資金引き揚げの総額が5000万ドルに上り、ファンド運用を始めてから最大の引き揚げ額を記録しています。
イーサリアムファンドとは?

ここまでイーサリアムとイーサリアムファンドについて話題にしてきましたが、この二つの区別がよくわからない人もいるでしょう。
イーサリアムファンドとはイーサリアムを対象とした投資信託のことです。
投資家は仮想通貨取引所を使ってイーサリアムを直接売買して取引することもできます。イーサリアムを買って保有し、価格が上がったら売ると利益になります。

ずっと資産として保有することも、スキャルピング取引やデイトレードによって稼ぐことも可能です。
ただ、売買による利益を得ようとすると投資家は常にイーサリアムの相場を見て売買のタイミングを見計らわなければなりません。その運用を任せられるのがイーサリアムファンドです。
お金だけだして運用はプロに任せるってやつですね。
このファンドではコインシェアーズが運用会社として売買を行っています。多くの投資家から集めた資金を様々な戦略で運用することで利益を生み出し、その大半を投資家に分配しています。

イーサリアムファンドは運用の手間がかからず、イーサリアムの相場が上がる状況なら試算も増えやすいのが特徴です。
ただし、信託報酬を運用会社に支払うので手数料負担分も稼がなければならないデメリットがあります。ハイローオーストラリアのように手数料無料で取引できるわけではない点には留意しておきましょう。
ハイローオーストラリアでは10万円の出金依頼を出せば、10万円そのまま振り込まれます!
仮想通貨への不安によって資金を逃がしている
イーサリアムファンドから資金を引き揚げた投資家は、その資金をどこに投入したのでしょうか。
仮想通貨投資に対する不安から資金を逃がそうとしているのが全体的な傾向です。
仮想通貨ファンド全体でも4400万ドルもの引き揚げがあったことを考えると、自国の通貨や他国の通貨にしたり、株式や株ファンド、債券や債券ファンドにしたり、バイナリーオプションやFXなどで運用したりしている投資家が多いとわかります。
5月の中旬頃からネガティブなセンチメントが広がったため、コインシェアーズの純流出額は運用資産全体の0.8%に相当する3億1300万ドルになっています。

6月後半にはアメリカの規制当局でビットコイン上場投資信託の承認を先送りするなど、仮想通貨取引の先行きを不安にさせるような規制ができる可能性が示唆されています。
ビットコイン相場がテスラの動きによって暴落したこともあり、仮想通貨資産の保有に懸念を抱く投資家が資産を逃がしているのが現状なのです。

マルチアセットファンドに一部は流入
コインシェアーズによるとイーサリアムファンドの一部はマルチアセットファンドに流入していると説明しています。
マルチアセットファンドは複数の資産を取り扱っているファンドです。
イーサリアムファンドはシングルアセットと呼ばれ、イーサリアムそのものか、イーサリアムに関連するものしか対象にしません。

マルチアセットの場合には複数の資産に分散投資をするため、投資リスクが低減される特徴があります。コインシェアーズの取り扱うマルチアセットファンドは複数の仮想通貨を対象としているのが一般的です。
イーサリアムに単独で投資をするよりも、イーサリアムクラシックのような派生仮想通貨、ビットコインやライトコインなどのビットコイン系列の仮想通貨や、リップルやカルダノ、ドッジコインなどにも資産を分散させた方が安心な市場状況だという考え方も広まっていることが示唆されています。
リスク分散はしっかりと考えなければいけまんよね。
ただ、コインシェアーズでは5月中旬以降に引き揚げられた資金総額は3億1300万ドルに到達しています。
この四半期の後半には仮想通貨から逃げようという市場心理が強く働いていたことは明らかでしょう。マルチアセットファンドに流入したのもわずか600万ドルなので、全体としては資金を引き揚げようという傾向なのです。
現段階で仮想通貨投資はリスクが大きいと自分は見ています。
ビットコインとイーサリアムの価格推移
イーサリアムファンドからの引き揚げはイーサリアムが下がる、相場が読みづらくなるというの予測によって行われるのが一般的です。
ビットコインは急落を起こしたことがよく知られていますが、イーサリアムはどうなのでしょうか。両者の価格推移を比較して、関係性を探ってみましょう。
5月上旬からの動向
イーサリアムは5月13日の時点で45万円程度の高い相場になっていました。しかし、5月24には約23万円、そして6月27日には20万円を割っています。

ビットコインも同じ時期に相場が下落していました。
5月9日には650万円ほどありましたが、5月24日には370万円くらいまで下がっています。さらに6月22日には350万円を割り、最高値の頃の半分程度の価格になっているのが現状です。

この結果を見るとイーサリアムとビットコインの価格推移には相関があると解釈できます。
5月中旬に起こったビットコインの急落によってイーサリアムの下落が引き起こされたと理解されています。

5月12日にビットコインは半減期を迎え、マイナーの収入に大きな影響が出ることから相場が大きく動くことは予想されていました。
その同日にテスラが保有していたビットコインを売却したことを示唆するイーロン・マスクのツイートがあり、市場を大きく動揺させてビットコインの下落が進んだと考えられるのです。
その影響を受けて他の暗号資産も安全な資産ではないという不安が生じ、下落するリスクを考えてイーサリアムも売られたと解釈するとイーサリアムの下落が少し遅れた点も理解できるでしょう。
4月から5月上旬までの動向
ビットコインは4月14日の時点で700万円近く、最高値を記録していました。しかし、4月26日には540万円を割っていて、バブルの崩壊が起こったとニュースでもコメントされています。
しかし、この間にイーサリアムの価格は上昇しています。23万円から25万円ほどに少しずつ増加し、その後にはビットコインと違ってイーサリアムは価格が上がり続けていました。

史上最高値を付けたビットコインは「売り時」だったのは言うまでもありません。
絶好のタイミングと考えてビットコインを売る投資家が殺到し、相場下落の動きを見て慌てて売った投資家が相次いだのが相場下落の一因でしょう。
その資産の逃げ先として、仮想通貨市場の二番手に当たるイーサリアムがしばしば選ばれて価格が上がったと解釈できます。
ハイローオーストラリアで仮想通貨の関係性を使おう
2021年4月から6月の四半期は仮想通貨の激動期だったこともあり、仮想通貨間の関係性がよく理解できたのではないでしょうか。
ハイローオーストラリアで使いやすいビットコインとイーサリアムに着目して紹介しましたが、結論としては以下の2点が一般的に通用します。
・仮想通貨規制による不安の影響は全てに及ぶ
・特定の仮想通貨での動揺は他の仮想通貨を上げる
仮想通貨規制によって価格が下がるのではないか、流通に問題が生じるのではないかという不安が生じると、どの仮想通貨からも投資家が逃げていきます。アメリカにおける仮想通貨ETFの上場見送りのような規制の兆しはビットコインとイーサリアムの両方の価格を下げるのです。

一方、ビットコインが史上最高値になったというように、特定の仮想通貨における大きな変化はその仮想通貨の価格を動かします。多くの場合には動揺によって売る傾向が生まれますが、仮想通貨全体に対する不安が生まれるわけではありません。
売った仮想通貨の引き揚げ先として他の仮想通貨が選ばれ、価格が上がる傾向が生まれます。このような仮想通貨の関係性をハイローオーストラリアで使いこなすと成功につながります。
仮想通貨の関係性に基づいてどのように取引をしたら良いのでしょうか。
規制発表時にはターボ取引
ハイローオーストラリアではターボ取引をビットコインとイーサリアムの両方に使えるので、タイミングを見つけて最大限に活用するのがおすすめです。
仮想通貨規制に関連する報道があったときには市場に動揺が走り、どの仮想通貨も下がる傾向が生まれます。ビットコインとイーサリアムでターボ取引をするのにうってつけのタイミングです。

下降トレンドが生まれやすいので、トレンドの発生や持続をインジケーターで確認しながらターボ取引で着々と稼ぎましょう。
移動平均線を使ってトレンドの強さを見るのが無難な方法です。ゴールデンクロスやデッドクロスが発生したら、長期~短期の移動平均線を使ってトレンドを読んでいきましょう。

要人発言には1日取引
ハイローオーストラリアではビットコインとイーサリアムだけでなく、ライトコインも使えます。1日取引はどの通貨でも選べるので、1日取引の活用機会も狙うのが大切です。
ビットコイン | イーサリアム | ライトコイン | |
15分取引 | 〇 | 〇 | ✖ |
1時間取引 | 〇 | 〇 | ✖ |
1日取引 | 〇 | 〇 | 〇 |
ターボ取引 | 〇 | 〇 | ✖ |
15分取引 | |
---|---|
ビットコイン | 〇 |
イーサリアム | 〇 |
ライトコイン | ✖ |
1時間取引 | |
---|---|
ビットコイン | 〇 |
イーサリアム | 〇 |
ライトコイン | ✖ |
1日取引 | |
---|---|
ビットコイン | 〇 |
イーサリアム | 〇 |
ライトコイン | 〇 |
ターボ取引 | |
---|---|
ビットコイン | 〇 |
イーサリアム | 〇 |
ライトコイン | ✖ |
イーロン・マスクのツイートのような要人発言では特定の仮想通貨が大きく動きます。動く方向性がわかりやすいのは要人発言の魅力ですが、始まるタイミングがいつかがわかりません。
投資家が様子見をしていてなかなかトレンドが発生しない傾向があります。そのため、1日取引で翌日までには価格が動くと考えるのが合理的です。
1日後には要人発言による影響がニュースやSNSでも話題になるので、もし仮想通貨全体に影響を及ぼすようなら翌日からはターボ取引を始めましょう。
ビットコインとイーサリアムでリスクヘッジ
ハイローオーストラリアではビットコインとイーサリアムのどちらを使ったら良いかで迷う人もいるでしょう。
どちらか一方に特化する方が良いという考え方もありますが、仮想通貨の関係性を考えると両方同時に使うのが最も良い方法です。
ビットコインとイーサリアムを同時に使うとリスクヘッジになります。ビットコインから逃げてイーサリアムにする、イーサリアムに不安があるからビットコインにするという投資家の動きがよく起こるからです。
仮想通貨投資と違って、いくらになるかが重要ではなく、値段があがるのか下がるのかを予想することが重要です!
仮想通貨規制のときを除くと、この二つの通貨は相補関係にあります。そのため、相場の動きが逆方向に向く傾向があり、両方とも使うと取引をしやすいのです。
安定して稼げるようになりたいなら、ハイローオーストラリアでは両方とも活用していきましょう。
まとめ
イーサリアムファンドから投資家が大きく資産を引き揚げ、仮想通貨全体からも資産を逃がす傾向があります。
ハイローオーストラリアでは仮想通貨を保有するわけではないので、投資家による仮想通貨の売買で価格が上下しても問題はありません。
ただ、ハイローオーストラリアのバイナリーオプションでも大きな相場の変動があるときには取引の成功率を上げられます。ニュースを見て大きな相場の動きを予測すると、ビットコインやイーサリアムを攻略できるでしょう。
イーサリアムとビットコインは互いに関連性があります。仮想通貨規制の話題がでてきたときや、要人発言があったときには取引時間を適切に選んで取引するのがおすすめです。
