ハイローオーストラリア(Highlow.com)では自動売買ツールの利用が禁止されています。バイナリーオプション取引やFX、株式投資などでは自動売買がよく行われていて、条件を定めておけば自動で注文を出せるのが特徴です。
ビットコインは仮想通貨(暗号資産)の中でも急速に注目を浴びるようになりました。日本でも仮想通貨ウォレット(暗号資産ウォレット)を開設して取引をする人が増えてきています。

コミュニケーションアプリとして名高いLINEではLVC株式会社を子会社として設立し、暗号資産交換業者として登録しました。
LINEで利用可能なサービスとして「LINE BTXMAX」という暗号資産取引サービスを提供し、その機能拡張とサービス向上として予約注文機能が搭載されました。
ハイローオーストラリアでは自動売買も予約注文もできません。特に自動売買は禁止されているので、LINEで予約注文ができるようになっても使うリスクが高すぎるのではないかと懸念する人もいるでしょう。
この記事ではLINEの予約注文と自動売買の関連性について紹介します。ハイローオーストラリアが自動売買を禁止し、予約注文に対応していない理由も解説するので参考にしてください。
目次
予約注文と自動売買
ハイローオーストラリアやLINE BITMAXのサービスについて立ち入る前に、まずは予約注文と自動売買について概略を説明します。
ハイローオーストラリアの禁止行為として自動売買ツールの使用が挙げられていることを知っている人は、自動売買については詳しいかもしれません。しかし、予約注文については詳しくない人も多いでしょう。予約注文と自動売買の違いも解説するので正しい理解をしておきましょう。
予約注文とは
条件を設定しておき、条件を満たしたときに買い注文や売り注文を出せるサービスです。
予約注文は売買の基本になるサービスとして株式投資では提供している証券会社が多くなっています。
例・今日か明日にはA社の株価が上がるはずだから売りたい
売るならできるだけ高値で売りたいのがもっともなことです。
◆予約注文なら
株価がいくら以上になったら、どのくらいの数量を売るかを条件設定しておくことができます。
例えば、1000円になったら100株だけ売り、1200円になったら残りの株を全部売りたいといった設定が可能です。
予想に反して株価があまり上がらず、999円以下で止まってしまったときには売れません。
LINEで実現された予約注文機能

LINE BITMAXではビットコインに加えて、イーサリアムやリップル、ビットコインキャッシュなどの6種類の通貨を取り扱っています。LINE BITMAXは仮想通貨の貸し出しサービスをしたり、LINE Payに対応したりしていて、独自のサービスを充実させてきました。
LINE BITMAXが導入した予約注文機能は日本の仮想通貨取引では主流ではありません。いち早く取り入れてユーザーの獲得を目指したと言えるでしょう。
LINE BITMAXで実現された予約注文機能は極めてシンプルなもので、株式投資でよく用いられているOCO注文やIFD注文などはできません。買いたい・売りたい仮想通貨を指定して、いくらになったらどのくらいの数量または金額の売買をしたいのかを設定できる仕組みになっています。
予約注文の有効期間を設定できるので、今日上がったら売りたい、明日までに下がったなら買いたいといった希望も叶えられます。ビットコインの動きは激しいので、今日明日どころか数時間後にはもう取引を決断したいこともあります。逆に、一喜一憂することなく長期保有をして一定の利益を出したいという人も長い期間設定をして予約注文を出しておけば自動的に利益を確定できます。
予約注文のメリット

LINE BITMAXで取り入れた予約注文のメリットはここまでの説明でおよそイメージできたでしょう。
ビットコインなどの仮想通貨は24時間、365日いつでも相場が動いています。
ずっと価格を自分の目で追い続けるのは大変です!
仕事中にもチャートを見ていたらやるべきことができずに問題になってしまうでしょう。しかし、チャンスを逃したくないという気持ちに駆られてついついチャートを見てしまいがちです。
予約注文をしておけばメリハリのある投資ができます。短期保有でも長期保有でも有効活用できるので、LINE BITMAXを利用する大きなメリットです。
予約注文のデメリット

LINE BITMAXの予約注文にはデメリットもあります。
例・利益確定の予約注文
例えば700万円を超えたら全部売ろうと考えて予約注文を出したとしましょう。ビットコインは経済活動や要人発言、規制実施などによって大きく変動します。規制緩和を受けて大企業がビットコイン決済を取り入れるなどの動きがあり、ビットコインが急騰して800万円に到達したとします。急速にビットコインが上がったときでも700万円の時点でビットコインが自動的に売られてしまい、800万円での利益確定はできません。
例・損切りの予約注文
400万円を割ったらビットコインを損切りしようと考えたとします。そして、要人発言によって市場が動揺して瞬間的に400万円以下になった後、反発を受けて600万円まですぐに回復するというケースもあります。それでも400万円で売ってしまうため、大きな損失を生んでしまうリスクがあるのです。
予約注文と自動売買の関係

ハイローオーストラリアでは予約注文のシステムはなく、自動売買ツールの使用は禁止されています。株式投資では予約注文が標準的に取り入れられていて、FXでは自動売買ツールの利用が活発です。株式投資でも自動売買ツールを導入している業者が増えています。
実は基本的には予約注文と自動売買は同じです。自動売買は条件を設定して注文を出す仕組みなので、予約注文と本質的に違いはありません。ただ、この二つの言葉が使い分けられているケースはあります。
予約注文
基本的に業者が提供しているサービスの範囲内で、シンプルな条件設定により自動で注文を出せるというのが一般的な見解です。
自動売買
高度なプログラムを組み、様々なインジケーターや条件式を組み合わせて条件設定をおこない、さらに条件ごとに数量や金額も計算することもできます。
複雑で高度な自動化ができるのが自動売買だと考えると良いでしょう。
プログラマーとしてのスキルが求められるのが自動売買です。
ハイローオーストラリアが自動売買を禁止している理由

ハイローオーストラリアでは自動売買ツールを使えないことはよく知られています。契約条件を見ると禁止事項として記載されていて、「よくある質問」にも業者間アービトラージなどを目的として自動売買ツールを使うことを禁止することがコメントされています。


自動売買ツールを使うと口座凍結をされることもあり、資金を二度と出金できなくなる可能性があります。口座凍結の後、調査が行われて嫌疑が晴れれば取引も出金もできるようになりますが、現実的には限定凍結ですら解除されることはあまりありません。

ハイローオーストラリアで自動売買をこれほどまでに厳しく禁止しているのは、ユーザーメリットを重視しつつ公正な取引を実現するためです。ハイローオーストラリアはオーストラリアに拠点を置いていたときには金融ライセンスを保有していました。
ユーザーが平等な立場になるサービスであることがライセンスを得るには必須です!
自動売買をするユーザーがいるとサーバー負担が大きくなり、手作業で取引をしているユーザーの方が不利になります。ハイローオーストラリアの本音としては自動売買を許可した方がユーザーを獲得しやすいから導入したいと思っているでしょう。ユーザーのバイナリーオプションの戦略は幅が広がり、メリットを感じて登録してくれるユーザーが増えると期待できるからです。
ただ、ユーザーにとって魅力なのは事実でも、一部のユーザーしかメリットを享受することができません。
ハイローオーストラリアが予約注文に対応していない理由

自動売買ツールの使用は不平等をもたらすとしても、予約注文くらいなら良いのではないかと思う人も多いでしょう。確かにハイローオーストラリアがサーバーの負担が大きくならないように配慮し、LINEのようにシンプルな予約注文のシステムを導入することはできます。
ただ、自動売買を禁止しているハイローオーストラリアとしては、予約注文のシステムを導入するのがはばかられるでしょう。他社ツールの利用は禁止し、自社のシステムを使うように促す行為になるからです。
初心者にとっては予約注文もかなり高度なものです。メリットもあるのは確かですが、デメリットも大きいので、ユーザーがむやみに使って損失を生まないようにする配慮とも考えられます。
ハイローオーストラリアよりLINEでビットコイン投資をすべき?

LINE BITMAXなら気軽にLINEから利用可能で、ビットコイン投資に予約注文の活用をしながら取り組んでいけます。
結論としては予約注文にはメリットもデメリットもあるのでLINE BITMAXを使うのが良いかどうかは一概に言うことはできません。ただ、LINE BITMAXを利用した方が良い人でも、ハイローオーストラリアも使った方が良いのは確かでしょう。
タイミングが悪いと大損をするだけになってしまうこともあり得るのが実情です。
LINEでビットコイン投資をしていて、損切りをするようなシーンではハイローオーストラリアで「ロー」を選べば勝てる可能性が高いでしょう。利益確定ができるようなビットコイン相場が好調なシーンではハイローオーストラリアで「ハイ」を選べば勝てると期待できます。
このようにハイローオーストラリアはどんな局面でも稼げるのが魅力です。予約注文を使いたいならLINE BITMAXも魅力的ですが、ハイローオーストラリアも併用するのが安全策でしょう。
まとめ
LINE BITMAXでは国内の仮想通貨交換サービスの中でもいち早く予約注文機能を取り入れました。
条件を決めておけば自動で売買できるのは魅力ですが、柔軟な対応ができないデメリットもあります。
ハイローオーストラリアでは自動売買も予約注文もできません。取引に使える時間がほとんどない人にはLINE BITMAXの予約注文が魅力的でしょう。ただ、実際に予約注文をしてみると高度な知識やノウハウが必要なことに気付きます。
安定的に稼ぎたいならハイローオーストラリアがおすすめです。デモトレードも気軽にできるので、ビットコインに関心があるならぜひ挑戦してみてください。

