2021年6月10日、バーゼル銀行監督委員会はビットコインに関連する仮想通貨(暗号資産)の規制案を出しました。世界に大きな衝撃を与え、投資家や企業も注目しています。
ビットコインは仮想通貨の主軸として世界中で注目されています。ビットコイン投資によって資産形成をしている投資家の方も多いでしょう。
ビットコイン価格は大きな上昇を続けている状況があり、急落を起こすケースもあるものの、持続的に価値を高めてきています。

バーゼル銀行監督委員会による規制案が世界に衝撃を与えているのはなぜなのでしょうか。実は、この規制案の影響でビットコイン投資による資産形成の難易度が上がる可能性があります。
この記事ではバーゼル銀行監督委員会による規制案について概要を紹介した上で、資産運用の方針としてハイローオーストラリア(Highlow.com)への転向を進めるメリットを解説します。
ビットコイン投資に取り組んできた方も、ビットコインに興味を持ち始めたタイミングの方もぜひ参考にして投資の方針を検討してください。
目次
バーゼル銀行監督委員会とは
ビットコインに関心があってバーゼル銀行監督委員会による規制案のニュースに気付いた人も多いでしょう。ただ、バーゼル銀行監督委員会についてあまりよく知らない人もいるかもしれません。
まずはバーゼル銀行監督委員会がどのような機関なのかを確認しておきましょう。
国際的な金融機関のルールの協議をする機関

バーゼル銀行監督委員会は事務局をスイスのバーゼルに置いている国際機関です。銀行などの金融機関は国境を越えて利用されるようになり、世界的に統一見解を持って健全性の高いサービスを提供できる体制を整えることが重要視されるようになりました。
バーゼル銀行監督委員会は1974年に主要先進国10カ国(G10)の中央銀行によって組織され、金融機関の監督に関わるルールの協議をしています。組織に関わる中央銀行は増加を続け、20カ国以上が参画する国際機関として機能しています。
世界各国における銀行監督の強化を目指した委員会です!
活動の開始以来、バーゼル1、バーゼル2、バーゼル3という国際基準を策定するなど、金融に関する各種機関のあり方についてルールを作り上げてきています。
金融に関連して幅広くルールを策定

バーゼル銀行監督委員会が取り扱っているのは銀行などの金融機関の活動です。現在金融機関が利益のために実施している事業や、顧客のために提供しているサービスがまず大きな対象です。
金融サービスの実態を世界的に調査し、社会課題が発生している際には是正のためのルールを検討しています。
例えば、レバレッジを用いる金融商取引では投資家は少額資金で大きなリターンを狙える反面、資金以上の損失を生み破産するリスクもあります。バーゼル銀行監督委員会ではレバレッジをかけられる金融商取引については厳しい統制を進めていて、令和元年にも「レバレッジ比率開示要件の見直し」を公表しています。
レバレッジを用いると、担保となる保証金の何倍もの金額を取引できるようになります。
レバレッジが10倍なら10万円しか持っていなくても、100万円の取引が可能です。
一方、今後の金融市場を考えた際に生じ得る課題への対策を講じるのもバーゼル銀行監督委員会の使命です。
「マネー・ロンダリング及びテロ資金供与リスクの適切な管理に係るガイドライン」は代表例で、金融商取引の悪用を取り締まることを金融機関に求めています。適宜アップデートが成されていて、令和2年にも改訂版が公表されています。
世界への協力を求める機関

バーゼル銀行監督委員会はただ国際ルールを策定して公表するだけでなく、世界各国に対してルールの遵守の協力を求める機関でもあります。
主要国の中央銀行によって組織されているため、主要国への浸透は速やかに進みます。しかし、バーゼル銀行監督委員会は組織外の国に対する協力を求めるのも重要な役割です。
テロなどの犯罪行為に用いる資金の調達や保管に金融機関が使われているケースがあります。金融機関内の不正行為や悪徳行為が相次いで発生している国も決して少なくありません。

その状況を是正することで世界金融の安定を図ることができます。バーゼル銀行監督委員会は先進国の中央銀行が集まる組織として、規範を世界に発信して協力を促す取り組みを続けています。
バーゼル銀行監督委員会の仮想通貨規制案の内容
バーゼル銀行監督委員会の公表した仮想通貨(暗号資産)の規制案はどのような内容なのでしょうか。ビットコイン投資に与える影響について考えるために、大まかな概要を確認しておきましょう。
リスクウェートを定義して規制
バーゼル銀行監督委員会では金融機関が保有する仮想通貨についてリスクウェートを定義し、損失が発生した際に埋め合わせるための資本を別に用意することを定めました。
仮想通貨の資本比率を高くする銀行が登場することを想定した対応です。まだ仮想通貨の価値の安定性について不安があることからリスクウェートを大きく定義して規制する方向性を定めています。
仮想通貨を2グループに分類
仮想通貨にはビットコイン以外にもイーサリアムやライトコインなど無数にあります。その全てを一律に規制するのも合理的ではなく、個別にリスクウェートを定めるのも現実的ではありません。
そこでバーゼル銀行監督委員会では仮想通貨を2グループに分類して規制する案を出しました。
第一グループ

第一グループは通常の法定通貨によって裏付けがある仮想通貨です。
第一グループは二つに分けられていて、トークン化された伝統的資産とステーブルコインとされています。この場合には資本価値の増減に関するリスクが低いため、株式や債券などと同等の規制を適用するという案になっています。
第二グループ

第二グループは第一グループに該当しない仮想通貨です。
ビットコインも第二グループに該当します。第二グループに該当する場合にはリスクウェートが1250%とされ、100ドル相当の資産を保有する場合には1250ドルのカバーをしなければなりません。
規制の目的は世界の金融安定に他ならない

このような厳しい資本要件を設けたのは金融機関が仮想通貨に資本を大々的に移すことを抑制するためです。その先にはマネー・ロンダリングやサイバー攻撃などのリスクがあることを挙げています。
金融を安定させるためにはこのような不安要素をなくすことが必要です。
現状ではまだ仮想通貨のシステムに不安があることは否めず、積極的に資本を仮想通貨に移行するのは避けるべきという見解を示していることがわかります。 つまり、バーゼル銀行監督委員会の規制の目的は世界の金融の安定です。
仮想通貨の状況によって規制内容が変化していく可能性はありますが、初期設定として高いリスクウェートを定めて厳しい規制を求める姿勢を示しています。
仮想通貨規制案のビットコイン投資への影響

バーゼル銀行監督委員会による仮想通貨規制案はビットコイン投資に大きな影響を長期的に与える可能性があります。
金融機関は通貨の売買による資産価値の増大を進めている典型的な機関投資家です。ビットコインも資産の一つとして注目してポートフォリオに組み込むケースが多くなってきている状況があります。
現状としては流通量があまり多くはないので、金融機関の資本比率で考えるとわずかです。ただ、ビットコインの発行枚数に対して金融機関が保有している割合は大きいため、金融機関によるビットコインの運用は相場に大きな影響力があります。
金融機関ではないですが、テスラもビットコイン保有企業として有名ですね!
仮想通貨規制案によって高いリスクウェートを定義されると、金融機関はビットコインの資本比率を上げる際に慎重な検討が必要になります。資本の状況によってはビットコインの比率を上げることができない場合も生じるでしょう。
つまり、最終規制が確定された時点で機関投資家として重要な地位を占める金融機関の売買への参画が低迷すると考えられるのです。

これはビットコインの需要の低迷につながる可能性があるため、ビットコイン投資における大きなリスクファクターです。
多額のビットコインを保有している銀行も手放す可能性があります...
ビットコインの相場が下がり、ビットコインを保有していた投資家の資産価値が低下するリスクがあります。 このようにバーゼル銀行監督委員会の規制案はビットコイン投資の失敗につながるリスクを高めています。
ビットコイン投資の今後について再考しなければならないタイミングになっているのです。
ビットコイン投資からハイローオーストラリアへ
バーゼル銀行監督委員会の規制案を受けて考えると良いのがハイローオーストラリアへの転向です。ビットコイン投資に用いていた資産をハイローオーストラリアで運用してはいかがでしょうか。
そのメリットをここではわかりやすく解説するので、ぜひハイローオーストラリアの利用を検討して下さい。
ビットコイン投資の知識と経験を活かせる
ハイローオーストラリアではビットコイン投資の知識も経験も活かせるのがメリットです。ハイローオーストラリアではバイナリーオプションの原資産としてビットコインを取り入れているからです。
ハイローオーストラリアのバイナリーオプションでは選んだ原資産の相場が上がるか下がるかを予想する仕組みになっています。予想が当たれば利益になり、外れると損失になるのが特徴です。

考え方としてはビットコインの売買による投資と同じだと言えるでしょう。ビットコインの相場を見て上がるかどうかを予想してきた経験があるなら、その経験をそのまま外挿してハイローオーストラリアで取引可能です。
短時間での取引なので効率的に利益を生み出すことができるでしょう。

ビットコインの相場が下がっても問題ない
ハイローオーストラリアのバイナリーオプションなら、ビットコインの相場が下がる傾向があっても利益を生み出せます。
ビットコインを購入し、資産価値が上がったら売却するのがビットコイン投資の基本です。そのため、ビットコインの相場が下がる傾向があるときには利益を生み出せません。
手数料は省きますがビットコインを1枚400万円で購入した場合、それ以上になった時に売却することで利益を出すのがビットコイン投資です。
もちろん、相場が下がり切ったときに買って、また上がってきたときに売れば利益になります。しかし、今回の規制のように場合によっては持続的な価値の下落が起こるリスクがある状況では利益に結び付くまでに時間がかかるでしょう。
バイナリーオプションではビットコインの相場が上がっても下がっても構いません。短期的な相場の変化を正しく予測できれば利益になるからです。

ハイローオーストラリアでは予想が当たったときの利益率が高いので、資産形成を進めやすいでしょう。
初心者がバイナリーオプションを始めるときにハイローオーストラリアがよく選ばれていますが、利益率の高さに大きな魅力があるのが大きな理由です。
最大2.3倍のペイアウト率は業界最高水準です!
ビットコインで入金できる
ハイローオーストラリアでは入金にビットコインを使用できるのが、ビットコイン投資をしている人にとって大きなメリットです。

バイナリーオプションは国内業者を使って取り組むこともできますが、ビットコインでバイナリーオプションができない場合が多く、さらにビットコインでの入金も対応していません。
ビットコイン投資から転向したいときには、そのままビットコインを次の投資で使えるのが理想的でしょう。
ハイローオーストラリアならレートに応じて適切な相場でビットコインを円換算して入金できます。手数料もかからないので、今まで運用してきたビットコインを無駄にすることなくバイナリーオプションを始められるでしょう。

まとめ
ビットコイン投資は世界的に注目されているものの、バーゼル銀行監督委員会の規制案によって暗雲が立ち込めてきました。
今からビットコインを保有して投資に取り組むのはリスクが高いと言えるでしょう。規制による動きに反して相場が上がる可能性もないわけではありませんが、これまでのように安定した形で価値が上昇し続けると考えるのは難しくなっています。
バーゼル銀行監督委員会の影響力は大きいので、ビットコイン投資をするなら今後の規制の動向から目を離せません...
むしろ、ビットコインに関する知識や経験を生かしてハイローオーストラリアでバイナリーオプションに転向するのがおすすめです。
ハイローオーストラリアならどのような局面でも相場の短期的な動きを予測できるだけで利益を生み出せます。 初心者でも利益率が高い取引ができるハイローオーストラリアなら気軽に始められます。
ビットコイン投資に興味を持っていた人もリスクが上がっていることを考慮し、まずはハイローオーストラリアでビットコインのバイナリーオプションに取り組んでみましょう。
